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■前尾根(御在所岳)
〜雪も樹氷もない新年、岩修業から始まった〜

レポート No.931
日時:2016年1月3
参加者:Tjさん、隊長、うさぎ

満天星駐車場(7:20)〜(8:05)藤内小屋(8:15)〜藤内沢出合(8:40)〜前尾根P7(9:20)〜P6パス〜P5(11:30)〜P4(12:50)〜P5(13:20)〜山頂(15:10)〜中道〜満天星P(17:00)

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プロローグ 初登りは鈴鹿北部の雪山を狙っていたが、暖かい新年になったので作戦変更し、御在所で岩修業から始めることにした。これから4月にかけてもう少し冬らしくなると思うので、練習を積んで八ヶ岳や穂高の冬に臨みたい。

アプローチ 満天星駐車場に車を入れる。シーズンなら少しでも出足が遅いと満車になっているが、三が日でもあり、雪も樹氷も望めない天候なので登山者の出足も鈍りがちのようだ。ガラガラの満天星駐車場に入る。準備をして、冬期痛苦止めになっている静かな道路を裏登山口まで歩いた。

   
満天星駐車場         餅つき準備の藤内小屋

藤内小屋まで上がると、正月の餅つきの準備が始まっていた。石臼でつくらしい。残念ながら我々は、お持ちのできあがりを待っていると前尾根の登攀が出来なくなる。帰りは中道を予定しているので小屋は通らない。年末の寒波で少しは積雪があると思ったが、北谷に入っても雪はない。登山者も少なく静かな北谷だった。

   

藤内沢出合に到着。先行パーティの声が聞こえてくる。藤内小屋で先を行った2人パーティーはどこへ行くのやら。アイスも登れるほどにはなっていた。それどころが、今日は気温が上がるそうなので、岩壁でうろちょろしていると氷が落ちてきそうだ。

  
藤内沢

前尾根P7 藤内沢まで入ると大勢の若者グループが準備をしていた。どうやら藤内沢をやるらしい。雪も氷もないのでどうなんだろうか?P7取り付きで準備をしていると、2人パティーは前尾根に転身したようだ。アイスの装備が重荷にな留野は我慢して、カム類がないようなので気をつけてね。先に行ってもらうことにした。

  

さてP7の登攀。アイゼンと手袋をつけていると、ぐんとグレードが上がる。カム2個で固めて核心の出口を這い上がる。ここはリーチがないと辛いので、後続のためにスリングをセットした。


P7の登攀

  

P7 2ピッチ目 ここの核心はリッジに乗るまで。右足でバランス良く身体を上げるところが核心か。

  

  

3ピッチ目、普段は歩きだが、岩の乗越が難しい。フリクションが使えないので、アイゼンの前爪で一気に立ち込むところが核心になる。さて後続はどうなるか?

  

P5 P7に2時間以上もかかってしまった。このままP6をやっていると時間が足りなくなってしまうので、P6をパスすることにした。歩きでP5に取り付いた。先行パーティのフォローが登り始めるところだった。ここでTjさんにリードを交代。

  

  

ここはアイゼンでもしっかりとした足があるので登りやすいが、プロテクションはほとんどカムになる。40mロープを伸ばしてピッチを切った。2ピッチ目は20くらいでピークに立った。

  

  

  


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