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■前尾根@御在所岳(鈴鹿)
〜〜岩が冷たくなってきたので、日の当たる前尾根へ〜〜

レポート No.918
日時:2015年11月1
参加者:隊長、うさぎ

裏登口(6:50)〜藤内小屋(7:20)〜(8:15)前尾根P7スラブ(10:25)〜P6(10:40)〜P5(11:20)〜P4(11:50)〜P3(12:20)〜前壁ルンゼ(13:00)〜(14:20)藤内小屋(14:40)〜登山口(15:00)

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プロローグ 藤内の岩も冷たくなってきた、そろそろクライミングシーズン終了間近。1の壁、中尾根方面は日が当たらなくなってきた。天気予報で日曜が比較的条件がよさそうだったので今シーズンの御在所の締めくくりに前尾根に出かけてみた。

アプローチ 5時半過ぎに家を出る。車の温度計が3度まで下がっていた。今日は移動性高気圧の圏内に入るので穏やかに晴れる予報だが、岩は冷え込んでいるだろう。橋のたもとの駐車場はまだ空いていた。

   
登山口                藤内小屋

藤内小屋に到着するが、外には登山者はいなかった。ここまで上がってきてやっと体が暖まってきた。少し風が残っているようだ。藤内を見ると前尾根までは日が当たっているようだが一の壁や中尾根は日陰になっているようだ。これだけ気温が下がると岩は冷たいだろう。

   

   
北谷         ウサギの耳

藤内沢出合いまで来た。さてどうするか。バットレスの上部は日が当たっているようだがすぐに日陰になりそうだ。前尾根からクライマーのコールが聞こえてくる。すでに1パーティー入っているようだ。休憩していると3人パーティーが入っていった。

P7スラブ   P7で順番待ちをしてみいいが、スラブに日が当たっていたの、まずはそちらからやることにした。スラブはしばらくやってなかったので。

シミュレーション 5.9 一番簡単なのがこのシミュレーション。段差を越えるところが核心のように見えるが、実は2ピン目手前のスラブがよく滑る。今年もしっかりと上り込んであるみたいで、磨きがかかっていてよく滑った。岩はまだ冷たくて、ギャップ越えで手がしびれてきて感覚がない。手が甘くて抜けて落ちそうになるがなんとか踏ん張る。TRをセット。

   

ウサギもギャップの乗り越しでムーブを思案する。右手プッシュがうまく決まったようだ。2回目に真似をしてやってみたがどうもしっくりこなかった。体のサイズによりムーブは微妙に違うようだ。紅葉が綺麗だった。それぞれが2回登った。

   

ハブチスペシャル 5.10c さて次はハブチスペシャルしかない。10cなので甘くはない。しかしバットレスよりも手が細かすぎる。手はほとんどバランスをとるだけだ。ここの核心は、ギャップ越えとその上のスラブ。よく登られているところはよく滑る。ボルトラインから少し左に振った方がフリクションが良かった。ギャップ越えでミスると弁慶を強打すること。それはわかっていたが、やはりやってしまった。いてて。

   
ガップを越えた直後はいいが、それからまた立ってくる

   

それぞれが2回やってP7に行こうとすると、後続が何パーティーか入ってきて待ち時間が多くなってしまった。tamaちゃんとsmさんもやってきた。それでノーマルルートは諦めて、もう一度ハブチスペシャルを登り、途中に割り込む作戦をとった。ザックを背負っても10cはより難しくなった。

P6クラック 5.9NP うまく途中に割り込めた。さてP6だがノーマルで行くのも芸がないので、クラックを登ることにした。そのためにキャメ#3まで持ってきた。ここは下部のハンドサイズのクラックは登りやすいが、バンドの上の広いクラックは壁も立っていて難しい。ムーブが決まれば5.9だろうが、そうはうまくいかない。ウサギは大苦戦。100岩には、「下部はハンド、中間はレイバックでも登れる」と書いてある。中間部のクラックは#2、#3が決まった。ノーマルルートは東京からの4人パーティーが上がっていった。昨夜は藤内小屋で楽しんだようだ。

   

   
左:下部のクラックもレイバックで登ってきた。ハンドジャムの方が登りやすそうだったが。 右:この中間部のクラックで大苦戦するウサギ


中間部のクラックは#2、#3が決まったが、ウサギが回収できず、回収に降りた。

P6藤内側から さて後半は普通なら、北谷側のフライング5.9にはいるかチムニーを登るかだが、ここは藤内沢側に抜けて見ると登れそうだ。クラックに#2が決まった。ハンドジャムが決まって、2ムーブで抜けた。5.8かな?。これを登りノーマルルートに戻るとちょうどsmさん達の前に出た。


P6藤内側から

P6が終わる頃になると、いい天気なってきた。

   

P5 P5の終了点で3人パーティーを追い越す。

        

P4 ここでアイゼンのグループにつまってしまった。なんとか抜かそう。滑り台の下に出る。このまま滑り台を登れば抜かせそうだ。

    

P4滑り台  X ここは高度感があり快適なピッチ。 途中でピッチを切った方がいいが、通しで登ってまた3人パーティーに追いつき追い越した。

    

   

   

   

   

   

   



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