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■鬼が牙(鈴鹿)
〜午後から鬼が牙でマルチピッチ〜

レポート No.916
日時:2015年10月25
参加者:隊長、うさぎ

1ピッチ目(12:10)〜2ピッチ目(12:40)〜3ピッチ目(13:15)〜4ピッチ目()〜5ピッチ目()〜6ピッチ目()〜7ピッチ目(14:45)〜8ピッチ目()〜9ピッチ目(15:10)〜鬼が牙山頂(15:55)〜登山口(16:30)

 


プロローグ 朝の仕事を済ませ石水渓谷に入ると12時を回っていた。迷うことなくマルチピッチに取り付く。鬼が牙の岩場もこの時期が適している。3人パーティーが入っていて、左の岩壁をやっていた。紅葉にはまだ早く、色づいているのはウルシの木くらいだ。岩壁には所々で、薄ピンクの花を咲かせているのはヤマラッキョウだろう。花のない季節なのでよく目についた。

鬼が牙マルチピッチ おおよその目安です。登られた方、ご意見をください。

1ピッチ 40m 5.6(易しいスラブだが、後半のダイクのあたりで壁が立ってくる、登り方により楽しめるかも)
2ピッチ 25m 5.9 A0(人工が終わってからも、意外と細かいが、ボルトがある)
3ピッチ 25m 5.9(リーチがないと5.10aくらいに感じる、他のルートを選べは易しい)
4ピッチ 30m 5.8(ここもルートにより細かくなる)
5ピッチ 25m V級(ブッシュだが岩を伝って登れる)
6ピッチ 40m V級(ブッシュ、岩に乗るところでリーチがないと苦しい、そんな時は岩を避けて通れば良い)
7ピッチ 40m V級(展望の良い一つ目のピーク、仮にP2、風化しているのでスリップ注意)
8ピッチ 35m 歩き 
9ピッチ 30m V級(展望のよい二つ目のピーク、仮にP1)

1ピッチ目 40m 5.6(易しいスラブだが、後半のダイクのあたりで壁が立ってくる、登り方により楽しめるかも)中間部のテラスでピッチが切れる。


PLフィルタ使ったので、空の青が際立ちました

     

2ピッチ目 25m 5.9 A0 人工が終わってからも、意外と細かいが、ボルトがある。高度感がある。人工のルートは2列ある。アブミは1セットでよく、後続が回収すればいい。この先も使わない。

   

3ピッチ目 25m 5.9 リーチがないと5.10aくらいに感じる、他のルートを選べは易しい

   


2ピッチ目から展望が開けてくる

   

2ピッチ目からは展望が開けてくる。岩壁の所々でヤマラッキョウの花が咲いていた。

         
3ピッチ目          ヤマラッキョウの花

4ピッチ目 30m 5.8(ここもルートにより細かくなる)、簡単に行こうとすれば簡単だが、ルートによりそれなりに楽しめると思います。終了点はハンガーでバッチリだが、土のところがスリップ注意。岩でハンギングした方がいいかも。

5〜6ピッチ目 それなりに傾斜はあるが、岩を伝って登っていける。終了点から左上し、左から上がってくる尾根の松でビレイ。6ピッチ目は30mくらいロープが出る。大きな岩の乗り越しで、リーチがないと苦労するが、この岩は巻ける。落石を防止するネットを張っていワイヤーがある。人工物に違和感を感じるが、逆手にとって、ワイヤーを伝って登ると楽しい。

7ピッチ目 最初のピークで、仮にP2としよう。展望もよくアルパイン的で楽しめる。優しい登攀で、プロテクションは松と、最後の部分でハーケン1個を打ってある。優しいが、花崗岩の表面の風化が進んでいて、スリップには要注意。


最初のピーク

     

   

   
ハーケンが1個打ってある、いいロケーションだ

     

9ピッチ目 8ピッチ目はコンテで歩き。最後のピークが9ピッチ目になる。仮にP1としておこう。ここも優しいが、表面の風化があるのでスリップ注意。もちろん展望は良い。

     

   

鬼が牙山頂 9ピッチ目の登攀が終わると歩きで山頂に向かう。高みを目指して行けば迷うことはないだろう。登攀具を片付けていると山頂の方でガサガサ音が聞こえてきた。人か動物か?手を叩くと口笛が帰ってきた。やれやれ。

   

下山は登山道で約30分。

   


石水渓谷

 




 

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