■鬼が牙(鈴鹿) |
レポート No.916 |
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1ピッチ目(12:10)〜2ピッチ目(12:40)〜3ピッチ目(13:15)〜4ピッチ目()〜5ピッチ目()〜6ピッチ目()〜7ピッチ目(14:45)〜8ピッチ目()〜9ピッチ目(15:10)〜鬼が牙山頂(15:55)〜登山口(16:30) |
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プロローグ 朝の仕事を済ませ石水渓谷に入ると12時を回っていた。迷うことなくマルチピッチに取り付く。鬼が牙の岩場もこの時期が適している。3人パーティーが入っていて、左の岩壁をやっていた。紅葉にはまだ早く、色づいているのはウルシの木くらいだ。岩壁には所々で、薄ピンクの花を咲かせているのはヤマラッキョウだろう。花のない季節なのでよく目についた。 鬼が牙マルチピッチ おおよその目安です。登られた方、ご意見をください。 1ピッチ 40m 5.6(易しいスラブだが、後半のダイクのあたりで壁が立ってくる、登り方により楽しめるかも) 1ピッチ目 40m 5.6(易しいスラブだが、後半のダイクのあたりで壁が立ってくる、登り方により楽しめるかも)中間部のテラスでピッチが切れる。 2ピッチ目 25m 5.9 A0 人工が終わってからも、意外と細かいが、ボルトがある。高度感がある。人工のルートは2列ある。アブミは1セットでよく、後続が回収すればいい。この先も使わない。 3ピッチ目 25m 5.9 リーチがないと5.10aくらいに感じる、他のルートを選べは易しい 2ピッチ目からは展望が開けてくる。岩壁の所々でヤマラッキョウの花が咲いていた。 4ピッチ目 30m 5.8(ここもルートにより細かくなる)、簡単に行こうとすれば簡単だが、ルートによりそれなりに楽しめると思います。終了点はハンガーでバッチリだが、土のところがスリップ注意。岩でハンギングした方がいいかも。 5〜6ピッチ目 それなりに傾斜はあるが、岩を伝って登っていける。終了点から左上し、左から上がってくる尾根の松でビレイ。6ピッチ目は30mくらいロープが出る。大きな岩の乗り越しで、リーチがないと苦労するが、この岩は巻ける。落石を防止するネットを張っていワイヤーがある。人工物に違和感を感じるが、逆手にとって、ワイヤーを伝って登ると楽しい。 7ピッチ目 最初のピークで、仮にP2としよう。展望もよくアルパイン的で楽しめる。優しい登攀で、プロテクションは松と、最後の部分でハーケン1個を打ってある。優しいが、花崗岩の表面の風化が進んでいて、スリップには要注意。 9ピッチ目 8ピッチ目はコンテで歩き。最後のピークが9ピッチ目になる。仮にP1としておこう。ここも優しいが、表面の風化があるのでスリップ注意。もちろん展望は良い。 鬼が牙山頂 9ピッチ目の登攀が終わると歩きで山頂に向かう。高みを目指して行けば迷うことはないだろう。登攀具を片付けていると山頂の方でガサガサ音が聞こえてきた。人か動物か?手を叩くと口笛が帰ってきた。やれやれ。 下山は登山道で約30分。
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2015-10-25 Copyright (C) 2015 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |