■奥穂飛騨尾根(北アルプス) |
レポート No.910 |
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9月25日 鈴鹿〜春日井(21:00)〜沢渡(0:30) |
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プロローグ 天気の変化は見逃さなかった。天気予報をみて週の中盤には早々、コブ尾根はあきらめ鬼が牙でお茶を濁す計画に変更したのだが、低気圧の通過後、前線が下がり高気圧が入ってくるようだ。じんじんさんが涸沢に入っていて、紅葉の状況が入ってきた。このチャンスは逃すまいと急遽、岳沢ベースにジャンダルム飛騨尾根にアタックをかけた。 アプローチ 20時過ぎに四日市を出て21時過ぎに春日井でTjさんをピックアップ。中央高速に乗って沢渡を目指した。沢渡に0時過ぎに到着。紅葉の時期なのでもっと賑わっていると思ったが、意外にも駐車場はがらがらだった。直前まですっきりとしない天気予報に、登山者の出足が鈍ったようだ。当たりか外れか、超プラス思考の我々には、とにかく岳沢まで行くしか選択肢はなかった。沢渡の駐車場で車泊し、タクシー(4200円定額)で上高地に入った。朝方まで雨が残っていたようで、歩道は濡れていた。登山届けを提出し、岳沢登山口に向かった。 ロープとギアとテント装備が入ったザックは重い。今回はギアが少なくていいので減らしたがそれでもザック18キロを超えていた。テント装備だけなら10キロ位で済むと思うが。もう少し若ければ、岳沢くらいまでなら休み無しで行けたのに。今回も30分に一度の休憩を入れながら、えんやこらと登った。曇り予報だったので入山者は少なかった。荷物の話が出たついでに今回の登攀関係の装備を記録しておくことにする。 標高が2000mあたりまで登るとカエデやダケカンバが色づき始めていた。ガスが流れ出して青空が見え隠れし始めた。天気が好転する予感がする。岳沢の紅葉に期待して重い荷物を上げていった。 河原に出ると一気に展望が開けた。大休止。徐々にガスがとれてきて、岳沢や明神岳、霞沢岳がよく見える。紅葉の見頃にはまだ少し早いようだが、もう少し高度を上げていくとかなり期待できそうだ。今回の目的の一つが岳沢の紅葉だったので、うれしくなってきた。 錦秋のトンネルを抜けて河原に降りると、青空のもと錦秋の奧穂高岳が目に飛び込んできた。なんとすばらしい紅葉だ。昨年の紅葉がさっぱり駄目だったので一層きれいに感じる。北アルプスの紅葉のすばらしさを改めの感じることが出来た。岳沢小屋は目の前だが、ザックを下ろして紅葉を見ながらの大休止。上高地に2泊し、最終日にやっと天候が回復して、バスだ出るまでに岳沢まで上がってきた女性(Mさん)がやってきた。バスの時間があるので直ぐに降りなければ行けないが、3時間かけて登ってきた甲斐があったようだ。連絡を下されば、写真を送りますよ。 河原で紅葉の充分に楽しんだ後、岳沢小屋に入った。天気が悪かったので入山者が少なく閑散としていた。シルバーウィークはずいぶん混み合ったようだ。テント料金を支払い缶ビール1本買ってテントサイトに向かった。ここも先客が2,3張り。どこでも好きなところにテントを張ることができた。昼食を食べて大休止。日差しが出てきてテントの中は暑いの木陰で一休み。 扇沢 さて午後は、岳沢周辺を散策しながら紅葉見物と、今後のために、奥穂高岳南陵取り付きと、コブ沢の状況を見に行ってみることにした。
扇沢の雪渓はまだたっぷりと残っているが右岸を歩けば取り付きまで行けそうだ。午後になり徐々に青空が広がってきた。白い岩壁に紅葉や黄葉、ハイマツの緑、色彩豊かな造形が青空に映えている。これぞ北アルプスの紅葉だ。南陵も見ているとまた登りたくなってきた。 26日の1・・26日の2・・27日の1・・27日の2・・ 27日の3 |
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2015-9-28 Copyright (C) 2015 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |