■烏帽子岩左稜線(小川山) |
レポート No.903 |
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廻り目平(6:25)〜取付(7:17)〜P1(7:30)〜P2(8:16)〜P3(8:40)〜P4(9:30)〜P5岩稜歩き(10:25)〜P6ブッシュ(11:00)〜P7()〜P8()〜P9()〜P10岩の上杭(11:25)〜P11(12:15)〜P12()〜P13ハンドクラック(12:30)〜P14懸垂20m(13:45)〜P15()〜P16懸垂10m(14:15)〜P17()〜P18チムニー(15:10)〜登攀終了(15:45)〜回り目平(16:00) |
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| ページ1 | ページ2 | プロローグ 北アルプス西尾根の登攀を計画していたが、登攀日の天候が不安だったので窮境、山域を小川山に変更した。気持ちがアルパインクライミングモードに入っているので、アルパイン的なマルチルートにターゲットを絞った。小川山のマルチピッチはアプローチに時間がかからないので、その分、中身の充実したクライミングができるのが利点。 初日の烏帽子岩左稜線はアルパイン的で18ピッチのロングルートだ。フェイス、クラック、チムニーなど様々なシチュエーションがそろい、カムなどのナチュラルプロテクションを駆使するクライミングが楽しめる。穂高や剣のアルパインルートと比べても遜色がないルートだ。 二日目の屋根岩2峰セレクション&3峰レモンは、烏帽子岩左稜線と比べると少し性格が違う。どちらかというとマルチフリーの性格が強い。マルチピッチに関しては小川山を代表するルートでグレードこそ5.9以下だが、2峰と3峰をつなげて登ると、中身の濃い充実した一日になる。 アプローチ 前夜の出発で0時過ぎに廻り目平に入った。深夜にも関わらず駐車場には車があふれていた。テントライフをエンジョイすることが目的ではないので、駐車地の近くにテントを設営し、とりあえず明日に備えてテントに入った。コンビニで買ったリーズナブルなワインがおいしかった。 左稜線取付 6時25分にテント場を出発し,林道ゲートを少し過ぎたところで渡渉。水量はそれほど多くなく,飛び石で渡れた。途中で少し休憩を挟み取り付きに到着。前回来たときはすでに2パーティが入っていたが今回は誰もいなかった。 1ピッチ目5.6 20m フェイス右の湿っぽい溝を登る。ホールド、スタンス共に豊富だが岩が濡れていたので慎重に。早速準備をしてtjさんのリードで登攀開始。1ピッチ目は日陰の樹林帯からのスタートなので,暗く湿った雰囲気だ。フェースの右の溝を登るが,岩は湿っている。カムと木の根でプロテクションをとる。小テラスでピッチをきった。 2ピッチ目5.7 20m フェイス登りで直上し小テラスにある松の木から右上する。クラックにカムがよく決まる。20mロープを伸ばし立ち木でビレイ。樹林帯を抜け,少しずつ展望が開けてきた。 3ピッチ目5.6 20m 3ピッチ目の同じような感じのフェイス。ダブルクラックを上りバンドを右上。 4ピッチ目5.8 40m テッペンの松の木を目指して登る。グレードが他に比べて若干高い。核心部と思われるところに残置ハーケンがある。tjさんここで少し動きが止まった。 5ピッチ目 5.4 40m 岩稜歩き。ロープが屈曲するので重くて惹くのが大変だ。ゴジラの瀬のような痩せ尾根で展望、高度感ともによい。 6ピッチ目 5.4 30m ブッシュ混じりの岩稜歩き 7ピッチ目5.5 30M 後続のガイドパーティーが見えてきた。 8ピッチ目 このへん、何ピッチ目かあやしくなってきた。 10ピッチ目 5.6 20m 今回も左をトラバースせず岩を乗り越した。降りるのにロープを使った。
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