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■バットレス@御在所岳(鈴鹿)
〜クライミングの調整に藤内壁へ〜

レポート No.897
日時:2015年7月11
参加者:、隊長、うさぎ

駐車場(7:00)〜(9:00)中尾根バットレス、カリフォルニアドリーミング〜人工2ピッチ(13:10)〜駐車場(15:00)


プロローグ 明日の錫杖に備えて、クライミング調整で藤内壁に入った。やはり岩から2週間離れていると不安になる。錫杖岳前衛壁1ルンゼは初見のルートだし、人工もあるらしいので感覚を戻したい。

アプローチ 家を少し早く出たが駐車場は満車寸前だった。なんとかセーフ。気温はそれほどでもないが湿度が高いので、歩き出すと息苦しさを感じた。シングルロープとフルセットのギアを入れたザックがやけに重く感じる。明日のこともあるので、体力温存で休憩しながらゆっくりと歩いたが、一の壁までの2時間で暑さにやられた。

     
藤内小屋から見る藤内壁      藤内沢出合から見上げる藤内壁

カリフォルニアドリーミング さて一の壁の10クラスを2本ほど登ってからスラブへ行こうと思ったが、身体が重いので中尾根バットレスだけで調整することにした。上部2ピッチで人工の調整ができるからだ。ということでカリフォルニアドリーミングから取り付いた。その前に、我々を追い越していった男女ペアが中尾根の取り付きで迷っていたので教えてあげた。

        
カリフォルニアドリーミング1ピッチ目 5.10a

写真のように岩がガスで湿っていてフリクションが悪い。何度も登っているピッチだが、身体がだるくコンディションも悪いので気分がのらない。2ピッチこなしたところで、少しからだが慣れてきた。

      
カリフォルニアドリーミング3ピッチ目 5.10a

    

人工 さて最後の2ピッチはA0の人工登攀だ。フリー全盛の時代にあって人工で登るクライマーは少なくなったが、アルパインには必要な技術だ。久しぶりのアブミで感覚を戻した。

    
人工登攀 A0

    
中尾根と前尾根          キンコウカ

2ピッチ登って休憩。ソロクライマーが登ってきた。実に無駄のないスムーズなクライミングだ。ソロなのでワンピッチ2往復することになるが、我々よりも早い。フリーソロをじっくりと楽しんでいるようだ。好きな岩場はときいたら「ヨセミテ」と返事が返ってきた。すごいな、有名人かもしれない。

さて夕方から仕事があるので早く下りることにした。後続が登ってきているので、3ピッチ目の懸垂途中で藤内沢側に進路を変更したところ、大きく振られてしまい、背中と左膝を強打した。初歩的なミスだ。15時に駐車場に戻った。

 

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2015-7-11 Copyright (C) 2015 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home