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■赤兎山(両白山地)
〜うさぎ、赤兎山に登る〜

レポート No.896
日時:2015年7月4
参加者:sskさん、つくだにさん、隊長、うさぎ

鈴鹿(4:00) 〜四日市(4:30)〜関ヶ原IC〜福井北IC〜(8:10)小原登山口(8:25)〜小原峠(9:15) 〜赤兎山1629m(10:10)〜(10:40)避難小屋(11:10) 〜小原峠(12:10)〜登山口(12:55)〜(14:30)永平寺(15:20)〜鈴鹿(19:30)


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プロローグ 今週もまた、梅雨前線の上がり下がりに一喜一憂する週末になった。岩は駄目なので先週に引き続き花見ハイキングに変更。前線に沿って低気圧が来ているがその後に、朝鮮半島の弱い高気圧が北陸をかすめてくれそうだ。大きな天気の崩れはないと判断し赤兎山に決定。数年前、冬の遭難で有名になってしまった大長山を合わせて登る計画を立てたが、天気がすぐれず赤兎だけになった。余った時間を永平寺拝観に充てた。

アプローチ 今回はつくだにさんとsskさんの4人だ。つくだにさんは北海道遠征に備えて毎週、せっせと歩いている。4時に鈴鹿に来てもらい四日市でsskさんを拾って関ヶ原ICから名神ー北陸道を走って4時間で到着。ゲートで入山料を支払う。一人300円。林道終点まで進むと駐車場があった。登山口に一つとその手前に少し大きいのがあった。マイクロバスが一台止まっていた。すでに団体さんが入山しているようだ。上の駐車場は3台ほどだったが、我々が到着するのと時を同じくして3台が入ってきた。天気はさえないが、さすがは人気の山だ。ゆっくりと歩いても山頂までは2時間も掛からないので、まさしく花見ハイキングにちょうどいい山だ。

    
小原登山口             ヤグルマソウ ユキノシタ科

登山口から峠までは約50分、花を探しながら歩くが、咲いているのはヤグルマソウとゴザンタチバナくらいだ。今年はまだサンカヨウを見ていないので探しながら歩くが、群落はあったが花は終わっていた。谷筋のコースなのでこれからの季節どんな花が見られるのだろうか。 ガスは晴れなかったが徐々に空が明るくなってきて天気の崩れはなさそうだ。大木はないがガスに煙るブナ林が美しい。

    
ガスに煙る登山道         ブナ

    
サンカヨウ メギ科             ブナ

    
コミネカエデ カエデ科       ブナの樹皮

小原峠に到着。稜線の峠で、左に行くと大長山、右が赤兎で三の峰へと続いている。大長山も入ってみたいが天気が悪いのでとりあえずは赤兎山を目指すことにした。稜線に出るとゴゼンタチバナ、アカモノが多くなってきた。樹林には池があって、池の上の枝にはモリアオガエルの卵が産み付けられていた。

    
ブナの実       ゴゼンタチバナ ミズキ科

樹林を抜けると笹の原に出て展望が広がるが、ガスで稜線が霞んでいた。しかしなんとか、別山の雪渓がかすかに見えていた。ここからは今日のお目当てのニッコウキスゲに期待が膨らむ。それから、ササユリも見たい。

      
ササユリ ユリ科        ヤマハハコ キク科

ササユリ、昔は郷山で普通に見られた花だが今は、あまり見られない花になった。下草を刈って手入れの行き届いた所に多く見られるからだ。意外と登山道脇に多いのは、光が入りやすくなっているからだと思う。そう考えると人と共存する花なのかもしれない。鈴鹿の山は6月中旬が見頃だったが、見る機会に恵まれなかった。先週の銚子ケ峰では少し早かったが、どうやら今回は花が楽しめそうだ。山頂までにつぼみは他草なったが開花は2株。雨に濡れてなかなかいい感じ。花は良かったが、虫の猛攻にはまいった。防虫スプレーは持っていたがなかなか防ぎきれない。やはり防虫ネットが有効だった。

    
ササユリ ユリ科              赤兎山頂

赤兎山頂 山頂で一息入れる。空は明るくなってきたが相変わらず展望はさえなかった。稜線のニッコウキスゲが咲き出してた。ササユリも咲き出している。この標高1600mでは花の時期が同じくらいだ。

    
ニッコウキスゲ

    
避難小屋             赤池湿原

赤兎避難小屋 山頂から20分ほど歩くと赤兎避難小屋に到着。この間は笹の原で展望がいい。ニッコウキスゲとササユリが見頃だった。小屋手前には赤池湿原があり周辺にはイワイチョウが咲いていた。高山植物のイメージがあるが、亜高山で見られる花だ。この周辺ではウスギヨウラクも見られた。少し早い、小屋前で昼食にした。

    
赤兎避難小屋

    
赤池

    

    
ササユリ                 大長山

      
もりあおがえる          サンショウウオの卵?

    
タムシバ モクレン科            小原峠

     
駐車場へ        ヤマアジサイ アジサイ科

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