最新情報  レポート  登山  バリエーション  ブログ  プロフィール

獅子ガ岳&七洞岳(三重)


レポート No.854
日時:2015年1月17日
参加者:隊長

〜取材で度会アルプスの縦走〜

 

小萩登山口(10:10)〜(10:46)獅子ガ岳783m(10:51)〜P691(11:15)〜P731(11:51)〜
一之瀬分岐(12:06)〜野原分岐(12:16)〜(12:40)七洞岳778m(13:00)〜一之瀬分岐(13:14)〜
林道一之瀬登山口(13:37)〜小萩駐車場(14:35) 歩行距離12km、累積標高1100m


プロローグ 三峰山の樹氷の撮影のつもりでいたが、低気圧通過で寒気が入り込み天候が冬型になる陽報。こんな時は海岸部の山が有利なので、久しぶりに獅子が岳に行くことに。小萩からのルートがまだやってなかったので、度会からのアプローチをとった。

アプローチ  小萩から林道に入る。 以前から聞いていたが、獅子が岳周辺に風力発電の施設が出来るらしい。林道にも工事の看板が出ていた。林道自体はよく使われているようで問題無し。案内もしっかりとしていて労せず小萩の登山口につけることができた。駐車場もある。

   
小萩登山口             駐車場

地形図でルートを確認。標高差は300mほどで、山頂までほぼ直登のようだ。ルートはヒメシャラ、リョウブ、シデなどの落葉樹の中に付けられていて雰囲気がいい。気温は低いが日差しがあって登りやすかった。鞍部まで上がると見覚えのある注連からのルートと合流した。展望の良い岩場を通って山頂に到着した。所要時間は36分。あっけなく登ってしまい、さてこれからどうするか。とりあえずお菓子を食べ、テルモスの暖かいコーヒを飲みながら思案する。

    
ヒメシャラ           山頂直下の展望の良い岩場

    


獅子が岳山頂

   

度会アルプス縦走路 日の出の森まで行ってもいいが、縦走路の様子も見ておきたかったので、まずは少し歩いてみることにした。落葉樹にカシなどの常緑樹が混ざりいい感じの二次林だ。この時点で七洞までの縦走は考えていなかったが、30分ほど歩いてから引き返そうと思いながら歩を進めた。

    
縦走路

   
従走路

最初のうちは雰囲気のいい二次林だったが、アセビ主体の潅木帯に入ると鬱陶しくなる。しかし、しっかりと切り払われていて、縦走路が確保されていた。アップダウンを繰り返しながら進む。植林域はルートを見失いがちだが、稜線を意識して歩いた。一箇所だけ稜線にギャップがあったが、親切な案内に従えば問題ないだろう。手作り感のある案内で、地元の岳人の思い入れが感じられた。

   
難所のルート案内           一之瀬分岐

一之瀬分岐 どれだけ歩いたかわからないどうやら、P691とP731は通過してきたようだ。いくつか小ピークもあったので展望を期待したがダメだった。獅子ガ岳から1時間少し歩いて一之瀬分岐に到着。帰りはここまで引き返し林道に降りる事になった。

   
野原分岐               縦走路を振り返る

野原分岐 次の分岐は野原分岐。このルートもまだ未確認なので次回の課題に残しておこう。この分岐から七洞山頂までは20分らしい。途中、のぞき岩があり立ち寄る。展望の良いところで縦走路が一望できた。

   
のぞき岩

七洞岳 獅子が岳から1時間50分で七洞岳に到着した。寒気の流入で空気の透明度が良くない。風が強くなってきていて天気は下り坂のようだ。お湯を沸かして「まるちゃんの赤いきつね」で温まる。個人的には「どんべい」の方が口にあう。コンロを片付けていると雪が降り始めた。横殴りの風で吹雪の様相を呈してきた。さっさと退散しろということだろう。

   
七洞山山頂

   

さて下山路だが、往路で確認しておいた一之瀬分岐まで戻り林道に降りることにした。ところがこのルートが曲者で、植林の伐採地不明瞭になっている。雪が積もりだしていて目印がはっきりとわからない。途中でルートを少し外したが、分岐から30分で林道に降りた。やれやれ、あとは林道を歩いて小萩の登山口の車まで戻るだけだ。距離は約5キロある。ここの県営林道だが、展望が良くスカイラインのようで、歩いていても気持ちがいい。途中であられが降り出したが、1時間で駐車地に戻った。

   
県営林道


小萩登山口に戻る

この周回コース、歩行距離12km、累積標高1100mと多少ハードだが、展望の良い2山のピークを同時に踏める、ちょっと欲張りで充実感のあるコースだ。


2015-1-17 Copyright (C) 2014 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home