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■大烏帽子山(熊野)


レポート No.851
日時:2015年1月3日
参加者:隊長、うさぎ

〜読者のリクエストにより熊野灘の展望台へ〜

 

平見の池登山口(12:05)〜担い石(12:35)〜(12:55)大烏帽子岳(13:15)〜登山口(13:55)

プロローグ 昨年、高畑山で出会ったグループから、「熊野の大烏帽子岳を三重県の山に入れて欲しい」という要望を聞いていた。標高的に候補に上げにくい山だったが、午前中熊野に用事があったので、午後からの時間を利用して登ってみることにした。

アプローチ 標高は362m、山麓にミカン畑の広がる紀宝町の山。紀宝町の名所にも紹介されていて、うみがめ公園から徒歩2時間で山頂に立てる。ルートは概ね、井田側からと神内側からがあるようで、今回は井田側から登ってみた。出来ればウミガメ公園から歩きたかったが時間がなかったので、登山口まで車で入った。

     
登山口の案内板         暖かいのでツツジが咲いていた

山麓はミカンの名産地なので畑が広がり作業道が入り組んでいる。道案内に従い迷わずに登山口に到着した。登山口を入ると左手に平見の池。すぐに植林の森に入るが、登山道というよりも生活道路だ。谷に沿って石積が残っていて、昔は集落があったのだろう。

    
集落の石積             神社

少し進むと左手に氏神があった。ご神木の前に小さな祠の氏社があった。ルートは石畳の道が続いていて、昔は生活道路として隣村と行き来していたのかもしれない。

     
植林         石の階段の道が続く

30分ほど歩くと担い石があった。ここで大里ルートと合流していた。腰を掛けるにはちょうどいい石が4つあった。大きな荷を担いで隣村へいくとき、この担い石に腰を下ろし一休みした峠だったのだろう。われわれも一休み。


担い石

担い石までで高さを稼ぎあとは尾根ルートで山頂へ20分。山頂に到着すると一気に展望が開けた。地元のご家族がハイキングにきていてお弁当を広げていた。眼下に七里御浜が弧を描き、濃紺の熊野灘が広がっている。ルート上には見所がなかったが、この展望だけでもこの山に来た甲斐があったというもの。冬山ハイクの一山としたい。

   
山頂からの展望


熊野市方面

   
井田町            新宮


山麓に広がるミカン畑



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