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■八鬼山(三重県の山)


レポート No.844
日時:2014年12月6日
参加者:隊長、うさぎ

〜尾鷲の山の取材で十数年ぶりの八鬼山へ〜

 

向井登山口(9:12)〜林道(9:50)〜七曲(10:00)〜九木峠(10:35)〜三木峠茶屋跡(10:50)〜八鬼山山頂(11:00)〜(11:10)桜広場(11:45)〜十五郎茶屋跡(12:17)〜明治道合流(12:35)〜三木里登山口(12:48)〜三木里駅(13:32)


プロローグ ルートの全行程が熊野古道という山は珍しい。どこまで歩いても石畳で、山頂627mを踏んでいるのも興味深い。向井登山口から入山し下山口の三木里までは3時間30分の行程、途中に茶屋が二軒あったようだが、決して楽は行程ではなかったと思う。西国一の難所といわれている。

アプローチ 折り返してくる三木里駅の列車の時刻が14:22。これに乗り遅れると16時台までないので、これに合わせて出発時刻を決めた。高速が尾鷲まで延び、津から1時間で行けるようにあった。まずは「天狗倉山、便石山」の撮影を済ませ、向井の登山口に向かった。登山口には駐車場とトイレが整備されている。


尾鷲湾越しに見る天狗倉山、便石山

二つ玉低気圧の通過で寒波が入り込み日本海側は積雪。紀勢道から見る大台山系も積雪していたが、海岸線は風が強いものの良く晴れていた。これからの季節、熊野灘に面した低山徘徊も悪くはない。この八鬼山越え、前回歩いたのは確か十数年前、雨の中を歩いた記憶がある。

  
登山口前の駐車場         向井登山口

登山口を入るなり石畳の道が始まる。八鬼山自体、植林の低山なので登山対象としてはいささか物足りないが、全行程が熊野古道伊勢路ということで、これだけでも価値のあるルートだ。

      
登山口の道標       どもまでの続く熊野古道

     
熊野古道


八鬼山を見上げる

   
脇に地蔵が多い


苔むすのはいいが、滑りやすい

九木峠と三木峠茶屋跡 七曲がりの急坂に息が上がる。七曲がりを登り切り尾根を乗り越すと傾斜が緩みやがて九木峠に到着した。確認は出来なかったが林道がすぐしたまで伸びてきているようだ。峠から少し進むと三木峠茶屋があった。

   
九木峠           三木峠茶屋跡

八鬼山山頂 茶屋から10分で八鬼山山頂に到着した。東屋があるが、樹木が生い茂り展望がなくなっている。 撮影を済ませ、展望のいい桜広場に向かった。


八鬼山の山頂は展望無し

桜広場 山頂から10分で桜広場に到着した。広々した芝生の広場で、展望は抜群にいいところだ。東屋とベンチがあり、いい休憩場所だ。冷たい風が吹いていたが、日差しがあるので暖かかった。

   
広場の東屋              九鬼


広場

   
紀伊長島方面          熊野方面

江戸道 さて帰路は三木里までの下り。江戸道と明治道があるようだが、世界遺産は江戸道で整備されている。といっても、登りに比べると傾斜があり歩きにくい。一気に下って茶屋を過ぎ明治道に合流した。

   
江戸道の下り          茶屋

   
明治道分岐          八鬼山

江戸道との合流点を過ぎると登山口は近い。谷を渡り林道に出た。振り返ると八鬼山の全容が見られた。何度も振り返り撮影しながら林道を下った。


三木里から振り返る

鉄橋を潜り少し進むと国道に合流した。三木里駅はまだ少し先だ。20分ほど歩いて三木里駅に到着した。列車の時刻は14:22分。50分の待ち時間だ。雑踏のない穏やかな町で、時間の流れが緩やかに感じられる。長閑な駅のホームで待つのも山旅の楽しみだ。

     
三木里登山口の幟              駅分岐

     
三木里駅          駅前のバス時刻表

大曽根浦までは2駅の距離。山頂近くの桜広場で出会ったグループも乗り込んできた。運賃は240円だった。駅から登山口までは徒歩で20分ほどだ。朝、目星を付けておいた魚屋さんでサンマのみりん干しを買って登山口に駐車場に向かった。冬場の陽だまりハイクにはいいルートだと思う。

   
列車時刻表            やっと来ました 14:22

カメラ OLYMPUS E-M1 ZUIKO 12-40mm F2.8 Lumix GX1 レンズ20mm


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