■高畑山、溝干山(鈴鹿) |
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レポート No.828 |
〜三重県の山の取材で、高畑山と溝干山へ〜 |
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鈴鹿峠(8:30)〜キレット(9:30)〜(9:55)高畑山(10:10)〜溝干山(10:40)〜坂下峠(10:50)〜鈴鹿峠(12:00) |
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プロローグ 鈴鹿峠は東海道の西の難所であった。旅人は、坂下や関の宿場町で鋭気を養い、山賊の襲撃に怯えながら、この峠を越えていった。高畑山は峠の西のピークで、展望が良くて国境の北に滋賀、南に三重を一望できる。鈴鹿山脈は東西の国境でもあり、文化や歴史がこの峠を越えていった。 アプローチ 国道周辺に広場が何カ所かあるがいずれも車の乗り入れが出来ないので、1号線のトンネルを抜けて滋賀県側の万人講常夜灯前に駐車場が利用できる。きれいなトイレもある。 鈴鹿峠 駐車場から東海自然歩道を200m程歩くと鈴鹿峠で、東に向かうと三子山、西に向かうと高畑山だ。 鏡岩 山賊が旅人を見張っていたのだろう、岩の上に立つと峠が見下ろせる。杉林を登って行くと、アセビ、イヌツゲ、リョウブ、シキミの灌木帯に入る。シロヤシオ、アカヤシオ、ヤマツツジもあるので、春は花が楽しめそうだ。 キレット 稜線を進むと花崗岩画風かしらザレ場にでる。キレットはちょっと大げさすぎるが、ナイフリッジとも呼ばれている。展望いいので小休止するのもいいだろう。ここまでで約1時間。あらかた標高は稼いだことになる。そして30分のアップダウンで山頂に到着する。 山頂は渡会から来た仲良しグループで賑わっていた。我々もコーヒーやお菓子を頂いて輪の中に入った。三重県の山、もう少し南の山を入れてほしいという注文を承り、山頂を後にした。 案内通り溝干山まで足を伸ばしてもらっているだろうか心配だったが、比較的良く歩かれているようで、ルートの荒れもなく安心した。高畑から見ると遠く見えるが、ルートは起伏も少なく快適に歩けるので、是非とも溝干まで足を伸ばしほしい。 溝干から10分下ると坂下峠だ。ルート中、この区間が急降下するので歩きにくい。坂下峠から東に少し下っていくとアスファルト道路になる。ちんたら40分歩くと国道1号線だ。国道の歩道を少し歩き、途中から東海自然歩道に合流するとやがて出発地点の鈴鹿峠に戻れる。半日にいいハイキングコースだと思う。
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2014-9-16 Copyright (C) 2014 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |