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■白山平瀬道(岐阜)


レポート No.821
日時:2014年8月4日
参加者:隊長、うさぎ

〜花の山白山へ平瀬道花ハイキング〜

 

荘川道の駅(5:15)〜平瀬道登山口(6:30)〜大倉山避難小屋(9:30)〜(11:20)室堂の少し手前(11:50)〜大倉山避難小屋〜登山口(14:20)〜大白川露天風呂(300円)〜自宅(20:00)


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プロローグ この週末は明神主稜を狙っていたが、土曜日に用事が入り日帰り山行に切り替えることになった。といっても天候は台風の影響で不安定になっていた。土曜日にクライミングを入れたので、今回は歩きに切り替えた。暑い時期なので高度を稼ぎたいし、ちょうど、高山の夏の花の時期なので白山に決定。天候は良くないが、ブナ林を歩いて花を見るのもよし。アルパインと違ってリスクレベルが低く、登攀ルート、グレード、パーティー構成、準備するギア類、登攀時間など全く気にしなくていいので、雨に降られることなど全く気にならない。


平瀬登山口

アプローチ 朝早く出発したいので、前夜車泊にした。東海北陸道を北上し荘川ICで降り、荘川道の駅で車泊。夜中すこし雨に降られたが、5時に目を覚ますと雨は上がっていた。今日一日の雨の予報はわからないが、天気予報によると曇りのようだ。とりあえず、平瀬道の登山口の大白川まで入ることにした。白山公園は雨で閉鎖になることがあるが、今回は大丈夫だった。平日で天候も悪いので登山者は少ないと思いきや、十数名の団体が入山していった。少し間をおいて我々も入山。

  
ヤマアジサイ         ブナ

白山は花の多い山で、高山植物に、ハクサンを冠した和名が多い事でも知られる。ハクサンは何度も通っていて、過去のレポートを調べると今回が14回目だった。しかし最近では、岩稜登攀の比重が増すにつれ白山から足が遠のいていたのは確かで、懐かしさも手伝って今回の山行となった。

  
ツタウルシ

平瀬道はブナ林から始まる。多少の雨でも雨具を羽織ることもなく歩ける。森が湿気を帯び、しとやかだ。タマゴタケがあちらこちらで見られて。知らない間にキノコの季節になっている。毒タケのベニテングタケと似ているので注意。

  
ソバナ             タマゴタケ


ブナ

白水湖 樹間から白水湖が見え隠れしている。絵の具で着色したようなコバルトブルーに目を引かれる。人工色ではないことはわかるが、それにしても他では見ない湖水の色だ。ダム湖になる前は、温泉が出ていたのでこんな色になったと言われるが、科学的根拠が知りたいと思う。

  
ブナ             白水湖

高度を上げるにつれて、ブナ帯からダケカンバ帯に変わるにつれ、草花も多くなってくる。アキノキリンオス、ニガナがよく見られる。カニコウモリ、ツルニンジンが花芽を膨らませていた。登山口から避難小屋まで800mの高度差で、高度を上げるにつれ、植物相が変わっていくおもしろさがある。

  
白水湖             ハクサンオミナエシ

  
ダケカンバ            ハリブキ

  
コバギボウシ

大倉山避難小屋に到着すると、団体登山者が小屋からあふれていた。小屋を通り越し草地の斜面に休憩を入れた。昼には早いが、おなかが空いてきたので早めの昼食にした。

  
ニッコウキスゲ            大倉山避難小屋

  
クルマユリ          ツルリンドウ

  
ミヤマオトギリ           ハクサンボウフウ

  
ヨツバシオガマ            メタカラコウ

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