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■藤内壁@御在所(鈴鹿)


レポート No.820
日時:2014年8月2日
参加者:隊長、うさぎ

〜雨の中、御在所で岩トレ〜

 

駐車場(7:05)〜裏道登山口〜前尾根P7スラブ(9:20)〜P7蛇の皮()〜一の壁(人工B、C)(14:00)〜駐車場(15:30)
P7スラブのシミュレーション5.8、蛇の皮5.9、一の壁フランケ人工B、C


プロローグ 台風12号の影響で天候が不安定になっている。夏はアルパインの大きな山行を計画しているので、週に一度は体力や技術の維持が必要。からっと晴れていればしっかりと登り込めるが、雨で壁が濡れているので、それなりのクライミングしか出来なかった。

アプローチ 菰野町に入るの車のフロントガラスの雨粒が当たり出した。予報では大きな崩れはないようなので強行することにした。雨にも関わらず登山口に駐車場は満車だ。天気が良くないときは遠征が出来ないので藤内壁が賑わうようだ。四の渡しの岩壁で若者3人がやっていた。よく見ると終了点が整備されている。どうなんだろう。

  
ツチアケビ             四の渡しの岩壁


前尾根P7 シミュレーション 5.8 人工から始めようと思ったが、少し天候が回復してきたので、P7のスラブを一本登ることにした。ハブチスペシャル5.10cがあるが、雨で濡れているので却下。隣のシミュレーションにアタック。フリクションのいい「刀」でも壁が濡れていると不安だ。ここはアンダーをとってからのハング越えが面白い。ここは懸垂で降りて、フリクションノットによる登返しの練習。たまにはやっておかないと、何らかのアクシデントで必要なときもあるだろう。

  
スラブの下で思案            一の壁

  
シミュレーション5.8

  
フリクションノットによる登り返し

P7蛇の皮5.9 NP  P7が空いたので、蛇の皮を登ることにした。雨に濡れているので、体感5.10aくらいか。いつもよりカムを多くセットし、レッドポイント。壁は立っているが、ジャムがよく決まり、フェースも適度に使えるので登りやすい。


P7ノーマル

  
蛇の皮 5.9 フェースがうまく使えたのでいい感じ


ノーマルの戻り、リッジから反対側に降りて、支点を回収し、懸垂で終了

人工B さてどうするか、ガスがかかってきた。相変わらず小雨がぱらついている。人工ならできるので一の壁に上がることにした。とりあえず一の壁まで上がって食事にした。その間にも小雨が降り続いる。せっかく上がったのだから予定通り、人工をやることにした。まずはB。比較的支点はしっかりとしている。Cに比べると登りやすかった。途中から宇宙遊泳のレイバックにつながっている。カムを上げてこなかったので、途中でクライムダウン。支点はCをやってから回収することに。

人工C ここは最初から被っているので、アブミの練習には都合がよい。レストからの立ち込み、壁を蹴る足が高い位置で、両足で立ち込むのがコツ。今はフリー全盛であえて人工をやる人は少ないが、アルパインには必要な技術。簡単そうだが腕力だけでは登れない。


人工C

夏の花 前回(7月上旬)に来たときは、イワキンバイ、キンコウカ、キンレイカ、コメツツジが咲いていたが、ひと月も経つと様変わりして、シモツケソウ、ノギランが咲いていた。シモツケソウは御在所岳では希少で大切に見守りたい花だ。北谷ではススキの穂が出始めていた、花を見ていると季節の移ろいが感じられる。

   
ノギラン             シモツケソウ

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