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■スラブ状岩壁(小川山)


レポート No.819
日時:2014年7月25日
参加者:隊長、うさぎ

〜廻り目平の八幡沢周辺でクライミング〜

 

7月24日 平湯(15:00)〜廻り目平キャンプ場(19:00)
7月25日 廻り目平キャンプ場(7:00)〜(7:30)ガマスラブ〜スラブ状岩壁の頭(10:10)〜(10:40)スラブ状岩壁(14:00)〜廻り目平キャンプ場(14:30)〜鈴鹿自宅(20:00)
ガマスラブ 5.9 5.8 5.7 5.4
スラブ状岩壁 風と共に去りぬ5.10c 穴があったら出たい5.10b かわいい女5.8 高い窓5.10b


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プロローグ 日程の都合で滝谷ドームを断念し、涸沢から下山。平湯で汗を流し急遽、小川山に移動し、廻り目平野営場で車泊することになった。 廻り目平野営場は平日で空いていた。涼しくて心地よくぐっすりと眠れて、二日連続の睡眠不足解消になった。

アプローチ さわやかな朝を迎えた。天気は上々で、昨日と今日が入れ替わっていたらと悔やまれる。ここはすっぱりと気持ちを切り替え、小川山に専念して見るのも悪くはない。平日とはいえ、何組かのパーティーが入っているようだ。白樺林のキャンプとクライミングに没頭すれば、日常のことなど忘れてしまう。車道の地道を歩き八幡沢周辺に向かった。

  

  

ガマスラブ1ピッチ目 ショートルートを攻めても良かったが、今回の遠征はアルパインクライミングのつもりできているので、展望の良いマルチピッチから入ることした。林道のケルンの目印が入り口。ガマスラブは貸し切りだった。1ピッチ目は5.9で、アップには都合がいい。色々とラインがとれるようで、ガマの格好をして登ってみた。ロープを延ばし二つ目のテラスでピッチを切った。


がまスラブ1ピッチ目

  


1ピッチ目

  

がまスラブ2ピッチ目 2ピッチ目は少し傾斜が落ちると同時にグレードも落ちて5.8。テラスから少し左にトラバースしてから直上。核心5.8は上部の凹角のところだろう。ステミングで傾斜を殺すと苦労はない。

  


核心の凹角

がまスラブ3ピッチ目 3ピッチ目は大きな桃のよう丸っこい岩。グレードは5.7と易しいが、問題はプロテクション。クラックに沿って登るが、へこみ程度の溝なので、きっちりとカムがセットできない。ランナウト覚悟で溝を覗くとハーケンが打ってあった。ここまで上がると展望が開け、最終ピッチのスラブ状岩壁の頭が見えてくる。

  

がまスラブ4ピッチ目 最終ピッチはグレードが5.4とほぼ歩きだが、青空に向かってのクライミングは痛快だ。ロープを50m延ばし頭でビレイ。

  

  
スラブ状岩壁の頭でビレイ

  
最終ピッチ           頭からの展望

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