■スラブ状岩壁(小川山) |
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レポート No.819 |
〜廻り目平の八幡沢周辺でクライミング〜 |
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7月24日 平湯(15:00)〜廻り目平キャンプ場(19:00) |
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プロローグ 日程の都合で滝谷ドームを断念し、涸沢から下山。平湯で汗を流し急遽、小川山に移動し、廻り目平野営場で車泊することになった。 廻り目平野営場は平日で空いていた。涼しくて心地よくぐっすりと眠れて、二日連続の睡眠不足解消になった。 アプローチ さわやかな朝を迎えた。天気は上々で、昨日と今日が入れ替わっていたらと悔やまれる。ここはすっぱりと気持ちを切り替え、小川山に専念して見るのも悪くはない。平日とはいえ、何組かのパーティーが入っているようだ。白樺林のキャンプとクライミングに没頭すれば、日常のことなど忘れてしまう。車道の地道を歩き八幡沢周辺に向かった。 ガマスラブ1ピッチ目 ショートルートを攻めても良かったが、今回の遠征はアルパインクライミングのつもりできているので、展望の良いマルチピッチから入ることした。林道のケルンの目印が入り口。ガマスラブは貸し切りだった。1ピッチ目は5.9で、アップには都合がいい。色々とラインがとれるようで、ガマの格好をして登ってみた。ロープを延ばし二つ目のテラスでピッチを切った。 がまスラブ2ピッチ目 2ピッチ目は少し傾斜が落ちると同時にグレードも落ちて5.8。テラスから少し左にトラバースしてから直上。核心5.8は上部の凹角のところだろう。ステミングで傾斜を殺すと苦労はない。 がまスラブ3ピッチ目 3ピッチ目は大きな桃のよう丸っこい岩。グレードは5.7と易しいが、問題はプロテクション。クラックに沿って登るが、へこみ程度の溝なので、きっちりとカムがセットできない。ランナウト覚悟で溝を覗くとハーケンが打ってあった。ここまで上がると展望が開け、最終ピッチのスラブ状岩壁の頭が見えてくる。 がまスラブ4ピッチ目 最終ピッチはグレードが5.4とほぼ歩きだが、青空に向かってのクライミングは痛快だ。ロープを50m延ばし頭でビレイ。 | ページ1 | ページ2 | |
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