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■中尾根バットレス


レポート No.808
日時:2014年6月8日
参加者:とっちゃん、隊長、うさぎ

〜御在所岳、いまでしょ!〜

 

裏登山口(7:15)〜藤内小屋(7:48)〜藤内沢出合(8:30)〜(9:00)中尾根バットレス(9:00)〜カリフォルニアドリームング(12:20)〜お昼(12:40)〜懸垂〜(13:30)セプテンバーレイン(13:50)〜藤内沢出合(14:00)〜藤内小屋(14:40)〜登山口(15:30)


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プロローグ 夏のメジャークラッシックルートに備え、レベルアップの努力を惜しんではいけない。梅雨の間隙を縫って御在所へ出陣。梅雨に入っているので大気の状態は不安定だが、太平洋側は比較的晴れが期待できそうだ。考えは皆さん同じで、クライマーが御在所に終結してきた。少し早めの出発を心がけたが、一の壁に到着するとすでに大盛況だった。隣のバットレスは誰もいない。よしここだ。暑いとか、濡れているとか、そんなの関係ない。

アプローチ 御在所がクライミングシーズンに入り、これから出かけることが多くなってきている。朝7時の時点で登山口付近の駐車場はほぼ満車になっていた。登山口はある程度標高があるので気温が低くすがすがしさはあるが、湿度が高く歩き出すとすぐに汗がにじんできた。昨日は取材登山で汗を流しているので足はそれほど重くない。シライトソウ、コアジサイが花盛りで、来るたびに季節の移り変わりが感じられる。

   
コアジサイ             藤内小屋

いつものように藤内小屋と藤内沢出合で小休止。アプローチでのペース配分は大切で、無理をせず、岩場でパフォーマンスが発揮できるように。すでに一の壁はロープが下がっている。seitaroさんチームがやってきた。数名の前尾根パーティーも入っていく。今日の藤内は混雑しそうだ。

   
藤内壁

藤内壁 一の壁に到着すると、めぼしいルートはすでにふさがっていた。一の壁でアップして、宇宙遊泳をやるつもりだったが、クラックも濡れているので、作戦変更し、誰もいないバットレスからスタートすることにした。陽射しがきつく壁は早く乾いてくれそうだが、暑くなりそうだ。

      
中尾根


ツルム       トトロ      モンキーフェース

カリフォルニアドリーミング CD(カリフォルニアドリーミング)の出だしの凹角は染み出しがあるので、トカゲから離陸しCDに合流。カンテの小テラスまでは順調だが、まだ岩がしめっていて微妙に滑る。アップなしでいきなりの5.10aなので、フリクションの感覚がつかめない。慎重に足を運び2ピン目をクリップして一安心。

1ピッチ目 5.10a スラブクライミングが続く。1ピッチ目の核心は、小テラスからの離陸するところで、ホールドが乏しく微妙な立ち込みで身体を上げるが、よく登られているので、花崗岩の結晶が磨かれていて、少しでも湿気があると微妙に滑る。スラブなのでやはり、腹筋をうまく使って、フリクションを両手足に分散するしか手がなさそうだ。


カリフォルニアドリーミング1ピッチ目 5.10a

   
カリフォルニアドリーミング1ピッチ目

   
両手、両足のフリクションが勝負、湿気があるのでよく滑る

2ピッチ目 X さて2ピッチ目はフェースからスラブへ。X程度なので、快適なクライミングができる。徐々に高度感が増すと同時に、展望が良くなっていくる。

3ピッチ目 5.10a さて3ピッチ目のスラブだ。カムが使えるところはピンがないので、小から中間サイズのカムが必要だ。1ピッチ目と違って、花崗岩の結晶に角があり、フリクションはそれほど悪くない。展望もよく、緊張の中にも少しゆとりが感じられる。右上し終了点へ。

    
3ピッチ目のリード           テラスにて

   
3ピッチ目の登攀

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