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■中尾根(藤内@御在所)


レポート No.803
日時:2014年5月22日
参加者:sskさん、隊長、うさぎ

〜雨に濡れた岩はよく滑り、否応なしに本ちゃんアルパインモード〜

 

御在所岳裏道登山口(7:30)〜藤内小屋(8:15)〜藤内沢出合(8:50)〜一の壁(9:10)〜(10:14)中尾根P4取付(10:50)〜P3(11:45)〜P2(14:30)〜懸垂〜P4取付(15:40)〜藤内沢出合(16:30)〜藤内小屋(16:45)〜登山口(17:10)


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プロローグ 代休が取れたのでsskさんと日程調整をして中尾根へ出陣。晴れの予報だったが、前線の通過後に寒気が入り、雨と寒さの厳しいクライミングとなった。アルパインなら途中で悪条件になっても登攀継続があるので、本番さながらのクライミングになった。

アプローチ 菰野富士からの撮影を済ませ裏口駐車場でsskさんと合流した。雨は降っていなかったが、屋葉の上半分はガスに隠れていた。葉が雨に濡れ新緑が一際鮮やかに感じられた。地味だが樹木の花も花盛りだ。紅一点、タニウツギのピンク色が目を惹いていた。

   
雲母峰                タニウツギ

     
イヌシデ             中尾根

気温は低いが藤内小屋までにひと汗流し、小屋の前のベンチで身体を冷やした。平日なので藤内小屋は閑散としていた。アプローチの第二クールは藤内沢出合まで。壁を見上げて今日のルートの確認やらコンディションを読む時間だ。気持ちもここで登山モードからクライミングに切り替わる。

   
シロヤシオ

北谷を横切りルンゼに入って行く。岩はしっかりと雨で濡れているので、注意しながら登っていく。アプローチといえども、すでに岩登りが始まっている。濡れた岩は滑りやすいの慎重に足を置いて登った。シロヤシオが花盛りだ。石楠花もびっしりと花をつけている。やはり今年はツツジ科の当たり年のようだ。 作成中です。。。


藤内へのアプローチ、岩が滑るので慎重に

藤内壁  藤内壁まであがると霧雨になってきた。さてどうするか、一の壁も濡れているが、出来るルートもありそうだ。しかし中尾根めざしてきたので、一壁に転身する気分にはなれない。とりあえず中尾根P4の取り付きまで行くことにしよう。

    
一の壁                前尾根P5


前尾根P4

中尾根P4 1ピッチ目 取り付きまで来たのはいいが、小雨が降り出してきた。乾き始めた岩壁が濡れ始めた。ますます条件が悪くなってくる。風があるので雨が止めば乾きは早そうだが、断続的に雨が降っている。山を下りて椿岩あたりに転身も考えられるが、それをするならもう少し早く判断しないと。すでに深く入り込みすぎている。とに雨が止むのを待つことにした。

     
P4 1ピッチ目

30分色々と判断に悩んだが、アルパイン本ちゃんなら条件がいいときばかりではない。岩壁の途中で雨に降られたときもあった。滑りやすくなるのでグレードが上がったと考えればいい。ということで、カムを多く入れ、万全を期してスタートした。SSKさんにとってこのルートは初見。つまりOSできるチャンス。私は何度もリードしているので、今回はSSKさんにすべて譲る。クラックから入ってみる。フェースのスメアが効かないばかりか、細かいホールドも滑るので緊張する。

   

中尾根P4 2ピッチ目 雨に濡れた岩は冷たく、手がかじかんできて、感覚が鈍くなってきた。1ピッチ登った頃には雨が止んだ。さてウォームアップが終わり少し落ち着いてきた2ピッチ目。一壁を見ると2パーティ入っている。雨なのによくやるね。とエールを送りたくなる。

     
P4 2ピッチ目

     
一の壁にも2パーティ入っている

中尾根P3 1ピッチ目 ここの核心は上部のクラック。入り込んでいくと辛くなってくるので、いつ外へ出るかがポイント。

    
P3 1ピッチ目 SSkさん

     
P3 1ピッチ目 うさぎ

   
P3 1ピッチ目          ウスギヨウラク

岩陰でウスギヨウラクのかわいい花が風に揺れていた。藤内沢を見下ろすとホンシャクナゲがびっしりと花をつけていた。花を見てほっと一息。


藤内沢のホンシャクナゲ



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2014-5-22 Copyright (C) 2014 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home