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■前尾根@御在所岳


レポート No.799
日時:2014年5月6日
参加者:隊長、うさぎ

〜クライミングとアカヤシオ撮影の二兎を追う

 

裏道登山口(6:40)〜藤内小屋(7:08)〜藤内沢出合(7:35)〜P7(1p8:00 2p8:40)〜P6(1p9:00 2p9:40)〜P5(1p10:20 2p11:00)〜P4(1p11:45 2p12:00)〜P3(12:20)〜P2(12:45)〜P1(13:45)〜公園(14:00)〜山頂(14:12)〜富士見台(14:38)〜地蔵岩(15:27)〜P(16:15)


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プロローグ GW後半に崩れた天候が回復したので御在所に向かった。アカヤシオが今年は良く咲いているので、撮影しておきたかったのと、クライミングとで二兎をゲットできて満足。山頂のアカヤシオは8分咲きなので、今週末が見頃になると思う。前尾根は混雑を覚悟で突入した。なんとTDさん達と2パーティのみで拍子抜けしたが、貸し切り出来て満足。

アプローチ 裏道登山口付近の駐車場は早朝とあって空いていた。新緑のまぶしい季節だ。見慣れた景観だが,新緑のおかげで新鮮さを感じる。気温は下がったようで,空気に透明度があった。山岳の景観の撮影にはもってこいの気象条件だ。登攀具のぎっしりと詰まったザックは重いが,気温が下がっているおかげで足は軽かった。

   
新緑                 藤内小屋

藤内小屋で一息入れ,北谷に入るとうさぎが,ヘルメット忘れた。忘れ物の常習者で,今回はヘルメットだ。アルパインルートなら落石も多いのでヘルメット必修だが,前尾根は落石の少ないルートなのでそのまま行くことにした。

   
立岩               藤内壁

藤内沢出合で数人のパーティーが準備をしていた。どうやら初級講習らしい。一ノ壁には人の気配はない。さて前尾根はどうだろうか。取り付きに近づくと2人組がいた。TDさん達だった。まだこれから入るかもしれないが,どうやら今日の党内壁は今のところ2パーティのみのようだ。貸切ということで,この日を選んだことを幸運に思った。TDさん達は前尾根のP7を登攀後,藤内沢側のスラブをやるらしい。ということは前尾根を占有できるということで,じっくりと攻めることにした。


新緑とアカヤシオ

P7 さてP7だが,ノーマルルートから蛇の皮(クラック)に入ることにした。取り付いて見ると岩が思った以上に冷たく,小テラスで指の感覚が鈍ってきた。カムをセットし少しの登ったみたが,雨の後なのでフェースのフリクションが非常に悪かったので,蛇の皮の登攀はセカンドのうさぎに譲ることにして,ノーマルに復帰し小テラスでピッチをきった。さて次はうさぎ,蛇の皮の滑るフェースに苦戦するも,なんとかクリア。2ピッチ目はリッジに上がるところが核心で,身長がないと少しつらいが,ムーブが見つかったようでうまく抜けてきたようだ。リッジまで上がる日が当たり岩が乾いているのでフリクションもいい。

   
P7ノーマルルート             蛇の皮5.9

   
2ピッチ目

P6 P6はノーマルなら4級でやさしいが,クラックからチムニーに入るルートは5.9と手ごろだ。ハンドジャムがよく決まる。レッジからはワイドになるのでレイバックでいってみた。カムを2個セットし出口で手を滑らせフォール。残念。気を取り直し,しっかりと手足のジャムをきめてクリアしチムニーへ。


藤内壁

   
クラックルート5.9

さて2ピッチ目は苦手なチムニーだ。チムニーは嫌いではないが,サイズが私には合わない。特に出口が非常に苦しい。わかっていたがチャレンジ。中間にカムをセットできるが,バックアンドフットをやるとカムが外しにくくなる。案の定,出口で苦戦。2度挑戦したので大きくパワーロスしてしまった。うさぎは離陸に苦戦したが,あとはすいすいと登ってきた。ここは身長が小柄なほうがいい。

   
チムニー


チムニー

P5 P5は藤内側のルート5.7をとった。ちなみにノーマルルートは3級だ。

     
藤内沢側ルート5.7

P4  P4も藤内沢側をとった。「すべり台」と呼ばれる下部5.7は,レイバックがよく決まる。上部は高度感のあるフェース5.7で,お勧めのピッチだ。

    
藤内側ルート下部5.7

     
滑り台


上部ルート5.7


上部ルートのうさぎの登攀

    


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