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■孫太尾根(鈴鹿)

レポート No.793
日時:2014年4月5日
参加者:隊長、うさぎ

〜春の花を探しに草木までハイキング

新町配水場(8:15)〜丸山(9:50)〜草木(11:20)〜配水場(13:00)

プロローグ 今週末は桜が見頃になった。山の花もフクジュソウやセツブンソウが終盤になり、アマナやヒトリシズカが引き継いでいる。今回は花見を中心に、孫太尾根に出かけた。何度も歩いているルートだが、少し間が空いて3年振りくらいだろうか。以前は花の時期でもあまり歩かれていなかったが、今回、新町の配水場に車を入れると登山者の車で溢れていた。

   
両ケ池の桜と藤原岳           青川の桜と藤原岳

孫太尾根 配水場からすぐに植林帯に入る。以前は踏み後が薄く歩きにくかったが、今回ははっきりとしたルートが出来ていた。前線が通過直後で気温が低く天候は不安定だ。曇ったり晴れたりだが、次の前線がくる夕方までは天気がもちそうだ。

   
孫太尾根


静ヶ岳

植林帯を過ぎると石灰岩の地形となり、ヤブサンザシが若芽を出し始めていた。葉をつまんでもむと独特の臭いがし、春を感じられる。石灰岩の岩花を好む、カテンソウやヒメウズが、小さなかわいらしい花を咲かせていた。他には、ヤマハタザオやセントウソウなど、小さな白い花でも、春を探しながら歩いていると見逃さない。ヒロハノアマナも沢山の葉が出ているが花は見つからない。丸山の手前でカタクリが花柄を延ばし始めているがまだつぼみだ。日当たりの良いところでニリンソウが一輪だけ咲いていた。ニリンソウはこれからだ。

   
ヒロハノアマナ             カテンソウ

   
ヒメウズ           シキミ

   
タチツボスミレ         ヤマネコノメソウ

   
ヤマハタザオ           セントウソウ

     
ヤマネコノメソウ          ヤマシャクヤク

丸山〜草木 丸山まで来るとミスミソウとミノコバイモが咲き始めていた。少し休憩して撮影タイム。丸山を過ぎると登山道は緩やかになる。ヤマネコノメソウやヒトリシズカが花を開き始めていて、光の差し込む明るい林床でよく目立っていた。雪解けを待ちかね、落ち葉の下から春が始まっていた。

   
カタクリ


丸山〜草木

   
ミノコバイモ

   
キブシ             ミスミソウ

   
ミスミソウ            ヒロハノアマナ

   
ヒトリシズカ

雨に打たれたか、ヒロハノアマナやミシミソウの花柄は寝ているが、花は、明るい日の光の力で開き始めていた。ニリンソウは根生葉が出だしたところだ。もう少し季節が進むと一斉に白い花を咲かせることだろう。この尾根は山シャクヤクが多いが、まだ新芽を出したばかりで、花の時期が楽しみだ。花見をしながら、のらりくらり歩いているうちに草木に到着した。明日の遠征に備え、今日はこのあたりまでにしておこう。少し早いが、日だまりに腰を下ろし昼食にした。

   
アセビ          ジンチョウゲ


ミツバツツジ

今日は、春の花が楽しめたハイキングになった。少し時間が早いので「Life Pages」に立ち寄ってから帰ろう。


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