■藤原岳(鈴鹿) |
レポート No.775 |
大貝戸休憩所P(8:37)〜4合目(9:15)〜8合目(10:15)〜(10:55)避難小屋(11:25)〜山頂(11:40)〜避難小屋(12:00)〜8合目(12:30)〜大貝戸休憩所(13:40)〜ライフページ〜新年会〜自宅(22:00) | |
プロローグ 鈴鹿の山の人気を二分する藤原岳は冬も登山者が多い。昨日から寒気が入りよく冷え込んでいる。鈴鹿山脈が寒気を受け止め、太平洋側や天気がよく、スノーハイクにはうってつけの条件が整った。一昨年は捜索活動で毎週のように大貝戸の休憩所に通ったが、その反動で昨年は一度も訪れることがなかった。もちろん藤原岳には過去数十回登っているのだが。 アプローチ 大貝戸の駐車場に入るとほぼ満車。軽なので駐車場の端の邪魔にならないところに車を寄せて駐車した。気温も低くいい天気で、雪面と樹氷を青空が期待できそうだ。準備をして早速出発。 4合目間で休憩するがすぐに身体が冷えてくる。いつもならこの辺りから雪があるのだが、まだ雪はない。無理をせずにマイパースで登る。6合目を過ぎ7合目辺りから雪が付きだした。積雪は数センチもないが凍り付いてツルツル滑る。この辺りで多くの登山者がアイゼン装着。スノーハイクをあてこんでスノーシューやワカンを持参する登山者も多かったが、今必要なのはアイゼンだ。コリコリとアイゼンが雪面を取らえ、気持ちよく歩けた。 登るにつれ積雪が徐々に増していくが、クラストした雪面はアイゼンが効果的だった。例年ならこの時期、積雪のためにスノーシューかワカンがないと登れないが、今年は雪が少ないようだ。8合目で一息入れ山頂を目指す。9合目から徐々に傾斜を増しこの辺りが踏ん張りどころだ。 避難小屋が近づくと風が出てくるが、日差しが暖かい。早速小屋に入り少し早いが昼食にした。この季節、避難小屋はありがたく、ほっと一息入れることが出来る。さてこの後は、天狗も捨てがたいが風が強いので今回は久しぶりに、山頂を踏むことにした。いつもならラッセルに苦しめられるが、今日は夏道よりも歩きやすくなっている。 アイゼンで気持ちよく歩いて小屋から15分で山頂に立った。パノラマの天望がすばらしく今日は、白山、乗鞍、北アルプス、中央アルプス、南アルプスなど中部山岳のすべてが見渡せた。冬山は天気次第で、いい思いが出来る。しかし一旦吹雪いてしまうと厳しさが身に浸みてくる。10分ほど山頂で景色を楽しみ帰路についた。
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