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■温坊山・牛草山(南伊勢)
〜三重県の山の取材で、ルートチェックと撮影〜

レポート No.769
日時:2013年12月1日
参加者:隊長、うさぎ

駐車場(8:55)〜寺前登山口(9:05)〜秋葉神社分岐(9:33)〜林道終点(10:00)〜稜線(10:25)〜温坊山473m(10:55)〜伊勢路谷分岐(11:16)〜見晴台(11:30)〜(12:15)牛草山549.9m(12:33)〜見晴台(13:00)〜神路谷分岐(13:08)〜神路谷(13:42)〜七ツ滝〜林道(14:10)〜県道719号(14:18)〜駐車場(14:50) カメラ Olympus OM-D E-M1 レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


プロローグ 牛草山は南伊勢と渡会の境にある山で,どちらからも良く登られている。度会町側からは,日向からのルートが「度会町観光案内https://www.town.watarai.lg.jp/kanko/walk/course02/index.html」で紹介されている。三重県の山では,県内のバランスを考え南伊勢からのルートを紹介している。今回はそのルートのチェックで,登りを寺前堂からのルート,下山は神路谷に降りるルートを検証してみた。

   
共同墓地駐車場          伊勢路川ごしに見上げる

アプローチ  伊勢からのルートもいくつかあるようで,今回の寺前堂ルート,鍛冶屋トンネルルート,瀬戸橋からの登る東尾根ルートなどがあり,日だまりハイクにいいこの季節によく登られているようだ。今回は寺前堂ルートだが,標高500m低山でありながら,稜線歩きが長く歩行距離は13kmになり,それなりの体力が求められる。

   
伊勢路川           寺前堂から入る

寺前堂 ガイドブック通り共同墓地の駐車場(トイレ有り)に停めさせてもらい寺前堂の登山口へ歩いた。村の細い道を通り林道へ入っていく。30分歩いて秋葉神社の分岐があり,さらに30分歩くと林道が終点になり,ここからが登山道らしい。少し開けたところで棚田になっていた。家はないが,いかにも山村の田畑風情が残っている。

   
林道を進んでいく           茶の花の季節だ

   
林道を進むと山中に田んぼがあった

   
林道終点の廃屋          昔の畑の石積か?

   
尾根の分岐

林道終点からは植林の斜面を30分登ると稜線に出た。尾根筋はカシ類やアセビの常緑樹林になっていて,道幅もあり良く踏まれ歩きやすい道になっていた。

   
寺前堂分岐          歩きやすい尾根道

温坊山 稜線を30分歩くと最初のピークである温坊山(おんぼう)473mに到着した。尾根の両側は雑木が切り払われていて,展望が確保されていた。

   
温坊の西の展望            温坊山頂

見晴台 温坊山からさらに30分歩くと見晴らし台に到着。岩場になっていて五か所湾方面の展望がいいところだ。ここから45分でやっと牛草山に到着した。ここまで約3時間の行程で,低山だが稜線歩きが長く,歩きごたえがあった。

     
見晴台

   
モミの大木

   
石仏                 岩割ウバメガシ

   
左:西側の展望、獅子が岳、七洞岳が見える  右:南の展望、五カ所湾

牛草山 山頂は両側の雑木が切り払われ展望が確保されていてい,西は七洞や獅子,南は五か所湾や志摩半島が一望できる。大きな岩がアクセントになっていて,設置されたベンチに腰をおろし,昼食をとりながら展望を楽しんだ。


牛草山町

神路谷ルート 帰路は、来た道戻るのも芸がないので、温坊の手前から神路谷に下ってみることにした。最初は踏み跡もしっかりとしていたが、大コバの岩場辺りではっきりとしなくなり、尾根の右手の斜面を植林に降りると橙色の標識があった。植林帯もルートは不鮮明だったので、とにかく雑木との境を下っていった。炭焼き窯跡があり、傾斜が緩んで谷に降りた。ここからは谷に沿った道がしっかりとしていて七ツ滝を過ぎると林道へ出た。朝から銃声が聞こえていたが、どうやらこの谷が猟場らしい。犬が鳴いているので、誤射のないように笛を吹きながら下った。

   
五ヶ所湾            神路谷分岐の道標

    
神路谷七ツ滝

林道へ出ると県道は10分距離だった。県道入り口には、手作りの「七ツ滝」標識が設置されていた。県道を30分歩いて駐車場に戻った。誰も登山者と会うことはなく、静かなハイキングだった。全般的にしっかりとした登山道だったが、枯れ枝が沢山落ちていて、枝を片付けながら歩いた。それほど多くは歩かれていないようだ。

     
神路谷            神路谷登山口


神路から見る稜線

 


 

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