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■網掛山(紀勢@三重県)
〜三重県の山の取材で、モミジの撮影〜

レポート No.765
日時:2013年11月23日
参加者:隊長、うさぎ

登山口(8:19)〜林道分岐(8:46)〜女浅間山(9:12)〜浅間山(9:36)〜林道終点駐車場(9:42)〜(10:11)網掛山頂(10:30)〜らくらく分岐〜網掛展望(10:42)〜モミジ谷〜鉱山跡(11:16)〜林道終点駐車場(11:38)〜林道分岐(12:20)〜登山口(12:38) Sony α900


プロローグ この山のもみじ谷に紅葉が有名だ。紅葉の時期に合わせてルートチャックをした。三重県の山では、新・分県登山ガイド「改訂版」から取り上げた山だ。ルートは地元の有志の方が整備されていて、案内標識もしっかりとしていて、安心して歩ける。標高は500mとあまり高くはないが、浅間山と網掛山の二つのピークを踏んで歩くルートは変化があって、半日充分楽しめる。

網掛山は,静かな佇まいの阿曽の村の里山だ。新・分県登山ガイドで紹介しており,もみじ谷の紅葉がこの山を特徴づけている。この時期に合わせて訪ねてみることにした。紀勢自動車道大宮大台ICで降り,42号線を南下し大紀町阿曽の村に入る。廃校になった小学校を利用した阿曽温泉の案内で国道を左折,紀勢本線をまたぐですぐの神社を右折すると道路の左側に登山用の駐車場が見つかる。草が刈られ,手仕事の暖かさが感じられた。

   
登山用駐車場              登山口

登山口は駐車場から歩いて2,3分の所のあり,その手前にコース案内とボックスの中にはわかりやすいハイキングマップが入っていた。手作り感があって,この山を訪れるハイカーへの「おもてなし」になっている。

登山口を入ると桧の植林帯になっている。人工林だが手がゆき届いていて,林床にシダが茂るこの地域特有の美しさがある。途中,林道分岐を見送り高度を上げていく。尾根筋は二次林になっていて,ホオオノキの落葉が目につく。黄葉したタカノツメが多い。

   
桧林               林道分岐

     
ほおの葉が目立つ               阿蘇の集落

女浅間山 途中に女浅間山の分岐があったので覗いてみた。展望のために雑木が切り払われ展望が確保されていた。阿曽の村が一望できた。少し進んだところに阿浅間の山頂があり,石の神体が祭られサカキがあげられていた。モミの巨木が目につく稜線を少し進むと「幸の森」のピークに出た。樹間から展望があった。

   
左:タカノツメが多い  右:女浅間山、ピークではないが展望よし 

   

「幸の森」から5分下ると林道終点の駐車場に出た。ここで,らくらくコース,尾根コース,もみじ谷コースに分岐し,山頂の向こう側の峠で再び合流している。取り合えぜ山頂を踏みたいので尾根コースを行くことにした。約30分で網掛山山頂に到着した。雑木林だが南側に展望が開けている。少し早いが腰をおろし昼食とした。

    
紅葉             モミの巨木

浅間山 10分で峠(らくらくと,もみじ谷分岐)まで下り,網掛展望に立ち寄ってみた。ちょうど地元の人「小野さん」が道を整備されていて話を聞くと,「来週あたりが見ごろかな」と言っていた。展望台からは網掛山の色づきた山腹が一望できた。

    
左:浅間山頂   右:林道終点駐車場の網掛山ルート図

   
林道終点の駐車場              網掛山

   
ウリハダカエデ          山頂からもみじ谷東口へは急勾配

もみじ谷ルートに入って行くと,大きなモミジが林立し,黄色や赤に染まっていた。何度も立ち止まり見上げたくなるほどきれいだった。2か所ほど展望台が整備されていて,撮影には都合にいい所だった。

   
もみじ谷、ピークまではもう少しか

     
展望所が2カ所ほどあり休憩にはよろしい

鉱山跡 さらに進んでいくと石灰岩とマンガンの開けて採掘跡に出た。石灰岩の白い岩壁に黒いマンガンの帯がはさまっていて興味深かった。ここから更に20分進むと先ほど分岐した林道終点の駐車場に戻った。帰りは林道で下山した。

     
左:もみじ谷    右:大理石、マンガン採掘跡

   
左:山間は大内山    右:センブリが咲き始めていた

   
林道からもいい眺め、PLフィルタを忘れて来たので写真が白っぽい。残念。

 


 

2013-11-23Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home