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■御池岳(鈴鹿)
〜第13回ミルキーあんパン山行は、ゴロ谷から第3尾根を登って第1尾根を下る〜

レポート No.764
日時:2013年11月17日
参加者:はりまおさん、しののめさん、けいこくさん、はせがわさん、とっちゃん、たえちゃん、やまぼうしさん、りんちゃん、隊長

御池橋(8:13)〜ゴロ谷〜第3尾根取付(9:00)〜第3尾根〜風池(10:40)〜(11:20)丸池(12:00)〜第1尾根〜ゴロ谷(13:30)〜コーヒータイム〜御池橋(14:40)


ミルキーあんぱん第13回山行 昨年に引き続き今年も参加できた。この山行も回を重ねて第13回になった。 御池岳をこよなく愛した杣人こと近藤邦夫氏を5年前になくしたが、氏の志を引き継ぎ今も続いている。メンバーはそれなりに年を重ねたが、山には入ると年を感じさせない。幹事は今年もとっちゃんとハリマオさんで、さて今年はどのルートで登るのだろうか。

アプローチ 今年はゴロ谷からテーブルランドに登るので、7時30分に宇賀渓に集合し御池林道ノタノ坂分岐に向かった。駐車地も何台かの車が止まっていた。はせがわさんは前夜車泊だったようだ。この先は路肩の崩落で通行止めになっているが、とっちゃんの下身で御池橋までは行けるようだ。落石などもあるみたいなので、車高の高いSUVと軽トラックに分乗し御池橋まで進んだ。


朝、御池橋からの眺め

御池橋の袂に車を駐め出発の準備をした。御池橋は昨年の4月以来で、捜索の時のことが昨日のように思い出された。橋の上に立ち御池岳を見上げると、山腹に朝霧がたなびき実にいい雰囲気だ。河原に降りてゴロ谷を進んだ。何度か渡渉はあるが、水量が少なく登山靴でも大丈夫だった。

      
錦秋のゴロ谷           ヒロハカエデ

ゴロ谷の紅葉が見頃だった。ヒロハモミジの紅葉やシロモジ、タカノツメの黄葉がきれいだった。

   

   
タカノツメの黄葉         カマツカの実

   

第3尾根 ゴロ谷は平坦な流れなので歩きやすい。本流に合流するアザミ谷を見送り第3尾根の取付まで進み小休止。御池岳のテーブルランドはこのゴロ谷から標高差にして600mある。西南斜面はまるで屏風のようになっていて、登るほどに傾斜が増してくる。中腹からは顕著な尾根が何本かゴロ谷に落ちていて、アザミ谷から順に第1〜第4尾根と呼ばれている。もちろん登山道ではなく、目印テープもないバリエーションルートだ。今回は第3尾根を登ることになった。どの尾根を登っても上半部で尾根が斜面に吸収されていき、その辺りから傾斜が増してくる。後半の標高差300mが踏ん張りどころだ。ナラタケ、ムキヒラタケなど秋の味覚を少しいただき、ヒロハモミジの紅葉を楽しみながら斜面を登った。

   
第3尾根取付              ナラタケ


第3尾根の下部は紅葉が見頃、ヒロハモミジ


標高差300mの急登は堪える

1時間40分で風池に到着。汗を流したが、風池の畔でじっとしているとすぐに身体が冷えてきた。たえちゃんの用意したミルキーとあんパンを食べ、杣人(近藤邦夫)氏を偲んだ。

    
山上台地              風池で杣人氏を偲ぶ

 

膨大な空間を
したがえて
この小さなぬくもりの地
やがて
雪降り積もり
風の池

風池 風の音 1997年12月上旬 近藤郁夫

 
風池、もうすぐ雪に埋まるだろう

昼食は丸池に移動。即席麺やスープがありがたい季節になってきた。冬の気配がそこまで忍び寄っている。はせがわさん、駐車場で朝、ザックを車にひかれたようで、水筒の水が漏れてなくなっていた。皆で少しずつ供出した。背丈を超すささが消え、テーブルランドも歩きやすくなったが、そまおちゃんが池探しに心血を注いだ20年前は、テーブルランドを縦横に歩くことすら難しかったはず。


丸池

休憩していると身体が冷えてきた。記念撮影を済ませ下山開始。第1尾根で下ることにした。距離的にはこれが最短だ。どの尾根もそうだが、地形図を見てもわかるように、下りはじめから200mが急傾斜で浮き石が多く、落石しながらの下降となる。ケヤキやオオモミジがきれいに色付いていた。

    
丸池の畔で昼食         ケヤキの黄葉

   
オオモミジ

   

     
オオモミジ


オオウラジロノキの実


御池岳、天狗岩、ボタンブチ、ボタン岩


里の紅葉

 


 

2013-11-16Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home