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■中尾根@御在所(鈴鹿)
〜クラック、チムニーの練習に中尾根へ〜

レポート No.748
日時:2013年8月3日
参加者:隊長、うさぎ

裏道登山口(7:30)〜藤内壁(8:05)〜藤内沢出合(8:40)〜一の壁(9:00)〜中尾根P4取付(10:00)〜P3(12:10)〜P2(13:35)〜一の壁(15:00)〜藤内小屋(15:35)〜登山口(16:00)

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プロローグ 今週は地元の御在所で岩トレ。暑さを覚悟して出かけたが、西風が強くテラスの待ち時間で身体が冷えて肌寒さを感じるほどだったが、すばらしい天候に恵まれ中尾根の登攀が存分に楽しんだ。

アプローチ 暑さは覚悟していたのだが以外や、車を降りるとさわやかな空気に包まれていた。気温はそれほど低くはないが、湿度がさがったようで、歩いていても息苦しさはなかった。この時期の好天の週末の御在所は、意外と穴場かもしれない 。というのは高山への遠征が多くなる時期だからだとも思う。


堰堤

いつもより少し家を早く出たのでトンネルを出たところのPは空きがあった。一般登山者もこの時期は暑いので少ないようだ。藤内小屋まで登ると汗が噴いてきたが、湿度がそれほど高くないようで、息苦しさは重苦しさはそれほど感じず、日陰に座っていると汗がひいていった。

   
藤内小屋           藤内壁

       
藤内沢から一の壁取付への登りはきつい    一の壁フランケ

P4(X)「展望台」の1ピッチ目 さてP4の取り付きに行くと先行3人パーティーが準備をしていたので、登攀開始まで30分の待ち時間が発生した。出だしはフェースを使いながらクラックへ。支点は古いので積極的にカムを使った方がいいだろう。 サイズはフィンガーからフィストサイズ。クラックに入るくらいから壁の傾斜がきつくなってくる。ホールド、スタンスともにそこそこあるので、それほどジャムを使わなくてもいいだろう。終盤はチムニーに入る。今回はバックアンドフットでやってみた。うさぎは得意のステミングで登ってきた。身体のサイズに合わせていろいろ。


P4の1ピッチ目のリード

   
P4の1ピッチ目のリード

   
P4の1ピッチ目、うさぎの登攀、ステミングとバックアンドフット

P4(X)の2ピッチ目 2ピッチ目は短く、1ピッチ目同様、フェースからクラックへ。クラックへ入ってからはNPがほしいところ。残置はあるがしっかりとカムでとりたい。終了点は「展望台」と言われていて、名の通り展望がいいところだ。前尾根もそうだが、大変ロケーションが良く、ゲレンデというよりもアルパインの雰囲気が味わえるところだ。(チョックストーンにスリンクをかけたらうさぎが回収できなくなり、私が懸垂で降りてスリンクを救出した)


P4の2ピッチ目


P4の2ピッチ目のうさぎ、背景は藤内沢

P3(Xー)「ツルム」 P3も上部でピッチを切ることができるが、今回は時間節約のために通しでやった。しかし、ツルムのコルで20分以上の待ち時間があったので、ピッチを切ってもよかったなと思った。


P3の登攀

さて、P3の登攀だが、日本マルチピッチではグレードは「Xー」となっている。うまくクラックを使うとそうだとおもうが、クラックに身体が入り込むとかなり苦しくなる。身体のサイズにもよるが。またクラックの登攀に入るまでに、しっかりとカムでプロテクションを取りたい。前回は入り込んで失敗した反省を生かし、クラックの奧にカムでプロテクションを取ってから、からだを外に出し、レイバック気味にクラックを使いフットジャムで身体を上がるとホールドがとれた。次回は他の方法を試してみたいと思った。

      
P3の登攀、クラックに入りすぎると非常に苦しくなってくる


ツルム(岩塔)のコルへ懸垂

ツルムのコルへ降りたら先ほどの3人パーティーが登攀準備をしていた。意識的に間隔を空けたつもりだが、どうやらその先にパーティーがあったようだ。ここで20分待ちとなった。ツルムは風が吹き抜けるところなので、身体が冷えてきて肌寒さを感じるほどだった。時計を見ると12時になっていたので、待ち時間を利用して昼食をとった。

      
ツルムのコルにて

      
ツルムのコルへのうさぎの懸垂     天気がよく、絶景かな


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2013-7-30Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home