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■岩ケ峰(鈴鹿)
〜取材をかねた花ハイキング

レポート No.732
日時:2013年5月7日 
参加者:隊長、うさぎ

栃谷登山口(9:17)〜649(10:30)〜北山(11:13)〜(11:40)鏡岩(12:15)〜岩ケ峰(12:40)〜県境稜線(13:17)〜仙香池(14:25)〜中峠(14:38)〜八風峠(14:52)〜坂中地蔵(15:07)〜峠分岐(15:17)〜三池岳登山口(16:16)


 

プロローグ 花の時期の鈴鹿を離れることはなかったが、今年は、小川山でクライミングに専念した。しかし気になるのは鈴鹿の花で、見ておかないと落ち着かない。取材のために撮影もしたかったので岩ケ峰に向かった。この時期にこのコースを歩くのは初めてで、新緑と花への期待が膨らんだ。

取付 栃谷の右岸から取り付く。不明瞭だが尾根芯に乗ってしまえば明瞭な踏み跡と目印テープがある。アカガシ、シキミ、ツバキなどの照葉樹林がしばらく続く。

     
山麓から見る釈迦ケ岳            栃谷の右岸から取り付く

ザレと岩尾根 ひとつ鞍部を越えるとやがてザレ場や岩場の急登となり高度を稼いでいく。ホンシャクナゲは咲き始めで、イワカガミがちょうど見頃を迎えていた。ホンシャクナゲは花芽が少なく今年は不作のようだ。樹間からの展望もよくなり、県境稜線や三池岳などがよく見える。昨日までの3日間のクライミングで足腰に疲労がたまっているようで、体が全体的にだるい。

      

北山 徐々に傾斜が緩むとやがて北山770mに到着した。このあたりからアカヤシオが見られ始め、花はちょうど見頃を迎えていた。正面には目指す岩ケ峰が見え、ちょうど木々の芽吹きが始まるところで、所々でアカヤシオが咲いているのが確認できた。手前には鏡岩があり、登攀意欲をそそっていた。


北山付近から見る岩ケ峰と鏡岩

   
アカヤシオが満開        尾根を振り返る

鏡岩 岩ケ峰手前の鞍部から不明瞭だが踏み跡が岩ケ峰にのびている。それをたどると5分ほどで岩場に到着した。いくつかの巨岩が重なっていて、岩の上に登ると高度感のある展望が楽しめる。この日は風が強く、岩の上に立つと体が風に揺れて不安定だった。頭にはリングボルトが2本打たれていた。

   
鏡岩で遊ぶ

   
岩の上からの展望は抜群、岩の上にリングボルトが2本うってあった

       
ちょっとしたクライミングを楽しむ

岩ケ峰 鏡岩から岩ケ峰へは分岐点まで戻らず、そのまま直上すると登山道と合流する。この斜面はイワカガミが多くちょうど花の見頃になっていた。山頂付近はシャクナゲが多く枝を広げているのでルートを外すと歩きにくい。ピークには山名板がぶら下がっている。岩場だが灌木帯にあるため展望は望めない。所々で満開を迎えているアカヤシオが春の雰囲気を演出していた。


岩ケ峰山頂

     
アカヤシオと稜線            ぬた場

県境稜線 さて県境稜線まではひと踏ん張りが必要だ。徐々に勾配が増し、最後は固定ロープに捕まりながら登ると県境稜線に出る。釈迦が岳の山頂はすぐそこだが今回もパスした。

     
稜線のブナ           県境縦走路

県境稜線はよく歩かれていて踏み後がしっかりとしている。伊勢平野に展望が開け、気持ちのいいスカイラインだ。稜線のシロヤシオを期待したが、今年はまだ時期が早くつぼみは堅かった。シロヤシオの頃に一度、歩きたいと思った。


岩ケ峰と鏡岩

   
縦走路                段木


縦走路

仙香池 中峠の南側に仙香池がある。御池岳をのぞくと鈴鹿の稜線の池は珍しく、縦走中に変化があって面白い。


仙香池


段木

  
中峠               八風峠

  
中峠              坂中地蔵


ヒトリシズカ


 

 

2013年5月7日 Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home