最新情報  レポート  登山  バリエーション  ブログ  プロフィール

■鬼が牙(鈴鹿)
〜半日を有効に使い、基本的な練習をした

レポート No.727
日時:2013年4月20日 
参加者:隊長、うさぎ

(13:00)鬼が牙(16:00)

 

プロローグ 今日も半日しか都合がつかなかったので鬼が牙で練習をした。といっても前回整備した、2ピッチ目と3ピッチ目の新しいラインの試登をしたので、短時間での充実した内容となった。

中央ルート 

1ピッチ目 35m まずは中央のルートから取り付く。今回もシングルロープ1本だ。ダブル2本より取り扱い易いが、体重の軽いうさぎは、懸垂時のロープの流れが悪いので嫌う。今回は2ピッチ目に2カ所ハンガーを設置したいので、サブザックの中にハンマードリルを入れたので重い。

    
1ピッチ目

1ピッチ目の前半は壁が寝ていて易しいがスラブのためホールドが乏しく,フリクションのみで登るピッチだ。後半から少し壁が立ってきて,2本走るダイクをホールドにして核心を越えていく。といっても4級程度だが。長いルートなので後半,息が上がってくる。

2ピッチ目 25m さて2ピッチ目はいきなり5mくらいの垂壁から始まる。アブミ練習用にハンガーを設置してあるが,スリンクやヌンチャクを使えばA0でも越えられる。さて今回は右のルートだ垂壁の上までは何度か登っているが、通して登るのは今回が初めてだ。垂壁の出口から少しの間ホールドがないので、ハンガーを2個ほどセットしてある。その上はフリーで細かいホールドやスタンスはあるが、新しいラインなので、花崗岩の結晶が外れてスリップするので慎重になった。途中から左のラインと合流し終了点へ。

      
2ピッチ目の右のライン

3ピッチ目の出だしは、左に少しトラバースした所に一本目の古いリングボルトがある。そのまままっすぐに上がると4級くらいのラインだが、今回は、右側にラインを整備した。核心部分は後半に壁が立ってくるところ。前回リングボルトを3個設置した。前回も書いたが、表面の風化が進んでいるので、埋め込み部分の長さが短いリングボルトは適さない。しかし、2本はしっかりと効いていると思う。出口の1本はぐらついているので悪しからず。近いうちに整備しよう。核心部は、5.7〜5.8くらいだろうか。全般的に難しくはないが、花崗岩の結晶の粒がはがれて滑るのが怖い。それから、核心部までの10mにピンが1本もなかったのでハンガーを2個設置した。

       
3ピッチ目出だし           3ピッチ目核心部


中間部に設置したハンガー


3ピッチ目の懸垂

4ピッチ目 お天気は予報通り下り坂だ。まだ雨粒は当たってきていないので、4ピッチ目まで行くことにした。このピッチも後半が核心部となる。3ピッチ目同様、表面がごつごつでフリクションがありそうだが、ところどころでボロッとはがれるので、思い切って立ちこめない。展望も良く気持ちのいいピッチだ。5ピッチ目も伸ばしたいが、ブッシュに突入するので、どうしようか?課題は前回も書いたが、懸垂のとき25mでロープが足りないということ。立木に2カ所ロープを設置したので、それでビレイして3ピッチ目の終了点に移動。

       
4ピッチ目           4ピッチ目終了点

 


新緑のグラデーションが鮮やか

  
アオダモ(モクセイ科)          4ピッチ目の上はブッシュ


帰りに整備した1ピッチ目の中間テラス


 

 

2013年4月20日 Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home