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■鬼ケ岳(鈴鹿)
〜中央のルートを1ピッチ伸ばした〜〜

レポート No.722
日時:2013年3月24日 
参加者:隊長、うさぎ

(08:00)鬼が牙(16:00)

 

プロローグ 曇り雨の予報だったので、花見山行を見切り、鬼が牙に転身したのだが。低気圧の影響があまりなく、花曇りの状態で、花の撮影には絶好の天候だったが、岩と格闘する一日になった。中央のルートはマルチピッチを楽しめるようになってきた。

さて今日も鬼が牙に来た。11月から岩から離れていたので、レベル回復に少々時間がかかる。今年度3回目の鬼が牙になった。天気は曇りの予報だったが薄日がさす暖かい天候で汗ばむほどだった。先週はつぼみだったミツバツツジが満開になっていた。

  
ミツバツツジが咲き出した      中央ルート2ピッチ目

中央ルート さて今日は、中央ルートの4ピッチ目の整備をすることにした。ハンマードリル、ハンマー、ハンガー、ボルト、スパナ、登攀具を詰め込んだサブザックは重い。体重が数キロ増えたのと同じだ。ロープを2本担いで登るのと同じこと。手足が重く、思うようにホールドやスタンスがとれない。1ピッチ目の35mを登っただけで息が上がってきた。1ピッチ目の終了点のミツバツツジが満開になっていた。息を整えて垂壁の人工登攀。荷物が重いので、難易度が上がったように感じられた。

  
中央ルート3ピッチ目      3ピッチ目終了点の椿

3ピッチ目を終了してから、前回偵察した4ピッチ目にかかる。いくつかラインを作れそうだが、とりあえず弱点をついて、アンカーは最少限の2本とした。途中の立木に支点をとり、さらに10mほど距離を伸ばし、終了点とした。終了点はボルトが足りなくなったので、とりあえず1本を設置した。この4ピッチ目は35m位のピッチになった。懸垂は25mでぎりぎりで、しかも3ピッチ目の終了点までは届かない。この先は灌木帯のブッシュに入るので、この先をどうするかが今後の課題になった。

  
4ピッチ目に支点アンカー設置

4ピッチ目だが、中盤まではV〜W程度で、後半は部分的にXのところもある。ホールドが乏しいので、フリクションを信じて立ちこむところがある。とりあえず連続4ピッチが楽しめるようになった。

  
4ピッチ目前半         4ピッチ目後半にアンカー設置

  
4ピッチ目の登攀           4ピッチ目終了点

  
開始点に戻って昼食

途中、レスキューの復習をして終了点に戻ると、ちょうど昼になった。お隣のパーティーはTDさんだった。午後からさっそく、4ピッチ目を試登してもらうことに。我々は左にピッチに移動して

  
始点を整備しながら懸垂     お隣のTDさんパーティー

  
TDさんの登攀           左ルートをうさぎがリード

うさぎリード練習 さて午後からは左のルートで、うさぎのリード練習。確保の仕方、ロープのクリップ、ロープの引き上げなど、トップはやることが多い。それとは逆にセカンドは登攀に集中できるので、いろいろとラインを試しながら思い切って攻めることができた。2ピッチ目まで登って、1ピッチ戻り、トラバースで中央のルートへ合流。垂壁のアブミの練習を兼ねて2ピッチの終了点までいき、TDさんパーティーを見守る。がんばって挑戦しているようなので、ここで我々は引き返すことにした。

  
左ルートの1ピッチ目で確保するうさぎ    中央ルート2ピッチ目の登攀

  
2ピッチ目の登攀         2ピッチ目の懸垂

開始点に戻ると4時を過ぎていた。ちょうどいい時間になった。TDさんたちはまだがんばっているようだ。しっかりとクライミングができ、充実した一日になった。完


 

 

2013年3月24日 Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home