■子の泊山(紀宝@三重) |
レポート No.703 |
1日 鈴鹿〜瀞流荘(入鹿温泉) |
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プロローグ 気になっていた子の泊山のコースチェックに出かけた。東紀州を襲った豪雨で林道が寸断され、入山が困難になっていたが、桐原浅里線が一部開通しているという情報を得、登山道のチェックを兼ねて出かけることにした。といっても、アプローチに4時間を要するため、簡単には出かけられない。先週の三ツ峠遠征のつもりで出かけた。経費節約のために前夜車泊でも良かったが、たまには温泉にでも浸かってリフレッシュをするのもいいだろうと、入鹿温泉の「瀞流荘」に予約を入れた。単身で3年暮らした熊野は第二のふるさとのようなもので、年に一度は里帰りしたくなってくる。ミカンの特産地でもあるので、「御浜柑橘」お仕えものの「幻」を発送したり、買い込んだりした。この時季のお勧めは「幻」だ。 アプローチ 瀞流荘で湯に浸かりゆっくりとくつろいだ。朝の朝食は7時半とのこと。もう少早く出発したかったが、ここは山小屋ではない。それほどアプローチに時間がかからないと思っい8時に出発した。風伝峠を越えたところから県道で桐原に入る予定だったが、15分ほど車で入ったところで通行止めだ。こうなると相野谷まで入って、入り直さなければならず、大きな時間ロスとなった。豪雨の爪痕はまだ完全に復旧していないということだ。途中寄り道で千枚田に立ち寄ったからなおさら遅れてしまった。 桐原登山口 林道は仮復旧の状態で、落石があったり、路肩が崩れたりしていたが、桐原登山口までは車を進めることができた。しかし、登山口は土石に埋まっていた、登山道が不明瞭になっていた。谷の左岸にルートがあるが、谷筋は不明瞭となっている。しかし少し進むと明瞭になるので安心できた。 谷側の斜面から枝尾根に乗ると登山道が安定する。傾斜が緩み植林帯に入っていく。手入れされていてきれいだ。主稜線に乗るとカシ、シデ、ヒメシャラ、モミの樹林となる。タカノツメの黄色い葉とモミジが少しあるだけで、鈴鹿の落葉樹とは趣が違う。もちろん花のない時季なので、樹皮の模様を楽しみながら歩を進めた。 山頂 尾根に乗ってから約1時間で山頂に到着した。もちろん誰もいない。お天気は午後から下り坂だが、まだ青空があり展望がきいた。カップ麺で暖まろうと思ったが、水を忘れてきた。パンとポットに入れてきたコーヒーで十分だ。展望も良く、紀伊半島の背骨にあたる大峰や台高の山々が一望できる。東を見ると七里御浜の海岸線が一望できた。 尾根コース しばらく山頂で過ごし尾根道を下った。尾根道だが、山頂直下まで作業道が伸びていて、登山道と平行して紛らわしい。そのまま作業道を進むとおそらく、浅里方面に下っていくと思う。車道の終点に登山口がもうけられている。尾根の登山道を忠実に進むと浅里辻に出る。ここを右に取ると浅里へ下るので、左に向きを変える。尾根を少したどり、道標に従って植林帯の谷筋を下っていくと林道に出る。あまり道は良くない。山頂から約1時間ほどの行程だ。 さて、桐原浅里線だが、尾根コース登山口から少し桐原に降りたとことが大崩落している。復旧作業が始まっているようだが、工事が大がかりで、完成はもう少し先になるだろう。作業中は通行が出来ないかもしれない。迂回路がないので、工事の人にお願いして通してもらうことになるかも。この日は作業用のロープを使って這い上がった。 林道を歩いて駐車地に戻り、取材終了。帰りは再び御浜柑橘によって、また「幻」をかった。甘くておいしいミカンだ。 帰りも長い道のりで、佐田坂で舟石を撮影に、尾鷲の「おとと」で冷凍物のさかなを購入。今回は、紀伊長島の「卵卵」のロールケーキはパス。
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2012年12月2日 Copyright (C) 2012 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |