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土倉岳(鈴鹿山系)2012年11月18日  ホーム

 

土倉岳(鈴鹿山系)2012年11月18日 No.701 ハリマオさん、けいこくさん、パッチワークさん、しののめさん、たろぼーさん、ととろさん、とっちゃん、りんちゃん、隊長、うさぎ
〜恒例のミルキーあんぱん山行第12回〜
御池林道ノタノ坂分岐(8:08)〜小又谷林道終点(8:59)〜土倉岳南尾根〜(10:20)土倉岳1049.4m(10:32)〜西尾根〜T字尾根〜(11:08)ブナ権現で昼食(11:58)〜T字尾根P967(12:14)〜T字尾根P918〜T字尾根P878〜林道(13:39)〜駐車地(13:54) GPSデータ


ミルキーあんぱん第12回山行 主が旅だって4年が経過した。主とは御池杣人さんだ。回を重ねてもう12回になった。昨年は仕事の都合で参加できなかったので、2年ぶりに会う人が何人かいた。みんな等しく年を重ねていっているが、昔と変わらない。共通でいえることは、それぞれの山を今も歩き続けているということ。我に関しては、最近はクライミング中心の山行が続いていたが、みんなと一緒に鈴鹿に入ると、何とも居心地の所であることを実感する。とっちゃんとはりまおさんが幹事で、日程のやりくりやコースの選定に腐心してもらっている。ありがとう。さて今年はどこへ連れて行ってもらえるのかな。

御池林道からアプローチ 今年は306号線が災害で通行止めになり、アプローチが御池林道になった。夏の台風による災害で、御池岳の随所に傷跡があり、特にコグルミ谷は土石で埋まってしまったようだ。コグルミ谷か鞍掛峠から入れば、アプローチの短縮になるが、今年は駄目になった。しかし、トンネルが開通したので、御池林道から入ると、また違った楽しみ方ができる。今年は春に遭難対策で2度ほど入ったが、また秋に来るとは思わなかった。

  
小又林道            茨川分岐

今年の参加者は10人で、三重県側からの人は一旦、宇賀渓谷のPに集合し乗り合わせて集合場所の御池林道に向かった。紅葉は終わりかけていたが、まだまだ色付いた葉を残している木が、一際目を惹いた。ノタノ坂分岐に車を駐め、おしゃべりをしながら歩き始めた。

小又谷林道から南尾根 秋も終盤で殆どの木が葉を落としているが、カエデやタカノツメはまだ、色づいた葉を残しているのでよく目立った。紅葉を楽しみながら小又谷を林道でさかのぼり、終点で谷を渡り尾根に取り付いた。いつもそうだが、尾根の末端は急登で、呑気な林道歩きもここまで。足を滑らせながら標高差200m登ると、徐々に傾斜が緩み、休憩をはさみながら、約1時間20分で土倉岳山頂三角点に到着した。途中に豪腕のブナを見物。


イロハモミジの紅葉

    
小又谷

  
小又谷林道終点

  
豪腕のブナ

  
土倉岳 三等三角点

土倉岳 久し振りの土倉岳だ。前回訪れたのはいつだったか、記憶を手繰っても思い出せない。三角点は確か、背丈を越す笹のジャングルの中だったことを覚えている。しかし今は、ササがあった痕跡すら残っていない。三角点の傍らにザックを下しておやつ休憩にした。気がつくと三角点に雪だるまが乗っていた。しののめさんの仕業らしい。女性陣が落ち葉と小枝で飾り付けして出来上がり。気になるのはテーブルランドだが、風が強くガスがかかっている。この後、山頂散策が予定に入っているようだが、この状態ではモチベーションが上がらない。多数決をとるまでもなくその場の雰囲気で、西尾根からT字尾根に乗ることになった。

  
落ち葉の下は雪        西尾根を行く


すばらしい落葉樹林が続く

   
これも大きなブナだ         小又谷を渡りT字尾根に乗る

ブナ権現 ハリマオさんの案内で西尾根に入る。この尾根もまた、ブナやミズナラ主体の落葉樹林で、美しく素晴らしい。少し高度を落とし、小又谷の源流部を渡ってT字尾根(P967)に乗った。テーブルランドの方へ少し登ってブナ権現で昼食休憩をすることになった。ここも久し振りの訪問となった。見ごたえのあるブナが林立する広い場所で、ゴロ谷を挟んで御池岳の南側の岩壁が衝立のように迫っている。ボタンブチに立つ登山者が数名見えていた。この景観は何度見てもいいのだが、思い出されるのは今年の春、遭難者の捜索に入った時のことだった。


ブナ権現

  
ブナ権現から見上げる御池岳南側        ブナ権現のブナたち


落ち葉が斜陽に輝いていた、もうすぐ雪に埋まってしまう

  
御池岳ボタン岩            ボタン鍋のブナ

  
ボタン鍋のブナ           ボタンブチ

T字尾根 50分ほど昼食休憩をしブナ権現を後にした。久しぶりのT字尾根だ。この山行がないとあまり訪れない尾根だが、以前は何度か歩いたことがあるメンバーが多いと思う。今でこそ一般的なルートになりつつあるが、10年ほど前はちょっとしたバリエーションルートだった。この尾根をそまおちゃんたちと歩いたことを思い出し探すと、ちょうど11年前の記録にあった。あのときは、T字尾根からボタンブチまで上がり、帰りは土倉岳を通りノタノ坂から降りている。概ね今回の逆コースだ。
この尾根は石楠花の多い尾根だが、今年は花付きが良かったので来年のつぼみがほとんど見られない。残念ながら来年は、石楠花に関しては裏年のようだ。

  
ボタン岩             落ち葉

石楠花の多い痩せ尾根が終わるとブナの多い落葉樹林になる。稜線から半分は植林帯だが、広がりのあるきれいな尾根だ。以前はバリエーションルートだったが、今はしっかりとした登山道になっている。マーキングの赤テープがあり、安心して歩ける。時間が余っているので、強制的に休憩を入れ林道へ下った。時計を見るとまだ14時だ。雨が当たってきたが、橋の下でたき火をしながらコーヒーブレイク。同窓会気分で1時間を過ごした。又来年もやりたいね。幹事さんありがとう。 完


T字尾根はブナが多い

  
T字尾根登山口          林道のイロハモミジの紅葉


ノタノ坂分岐に戻ってきました

さて帰りは、ヒトミワイナリーに立ち寄ることに。にごりワインを2本ゲット。パンはほとんどが売り切れだった。紅葉の時期なので永源寺あたりが賑わっていた。


 

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