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三ツ峠屏風岩(山梨)2012年11月8日 No.700 たくさん、隊長、うさぎ
〜人工登攀の練習に三ツ峠屏風岩まで足を伸ばした〜
三ツ峠登山口(6:20)〜ベンチ(7:00)〜(7:34)四季楽園(8:00)〜(8:15)屏風岩(17:00)〜駐車地(18:00)

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プロローグ 人工登攀の練習に、タクさんの案内で三ツ峠山屏風岩まで足を伸ばした。慣れない人工登攀に悪戦苦闘したが、富士山を背にし、日当たりの良い屏風の登攀はすばらしかった。前夜泊日帰りはもったいなかったが、次の日は天気が崩れるという予報だったのでやむなし。

アプローチ 日曜日が雨の予報だったので土曜日のみとなり、前夜車泊で1日をフルに使う計画だ。鈴鹿の自宅を19時30分に出発した。今回は新東名を使ってみた。新しい道路なので、路面がなめらかで静かで走行音も静かだし、SAも充実していて楽しめた。山間部を走っていてトンネルが多く風景は楽しめないが、深夜走行なので関係ない。新富士ICで降りて国道139号線で河口湖へ向かった。三ツ峠登山口には0時過ぎに到着した。シートをフラットにしてシュラフに潜り込んだ。5時30分のアラームで目を覚ます。朝食にサンドイッチを頬張っているとタクさんがやってきた。距離が近いので早朝発だそうだ。車を林道に入れ、少し上まで移動させた。林道は山小屋まで通じているが、普通の車ではとても無理だ。本格的な4WDでも、チェーンが必要なようだ。

  
途中、ベンチで休憩         霜柱

林道歩き 必要な道具をザックに詰め込み出発する。基本装備は忘れないように、それから、今回はアブミが必要だ。ロープは今回3人なのでダブル2本。ヌンチャクはたくさん必要らしい。カムはいらない。朝はぐっと冷え込んだので、水分は少なくしたが、これは失敗だった。パンとおにぎりとおやつは、うさぎが持つことになっている。三つ峠は富士山の撮影スポットのようなので、単独のカメラマンが出発していった。山頂間で林道なので気楽に歩き始めたが、道幅のある登山道に近い林道だ。本悪的な4WDでも、ちょっと気合いを入れないことには登れそうにない。歩き始めてすぐ、タクさんが肝心のアブミ忘れたようで取りに戻る。1時間ちょっと歩いて四季楽園に到着した。

  
山小屋までは林道を歩く        カラマツの紅葉

富士山 まだ朝が早いので人気がない。ザックを小屋において展望にいい広場まで上がった。富士山の眺望がすばらしいい。それ以外にも、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳を一望できる絶好のパノラマ展望台だ。希少な植物も多いようで、写真家の人気スポットのようだ。

  
山小屋の物資運搬用のジープ      カラマツの紅葉と富士山    


富士山

  


四季楽園

さて、いつまでの展望に楽しんでいるわけにはいかない、何しろ今日の目的は、人工登攀の練習だ。早速小屋に戻りザックを担いでゲレンデの屏風岩まで降りた。整備されてはいるが急斜面で10分ほどの行程だ。登り返しが辛そうだ。 正面には屏風岩が見えてきた。3,4ピッチくらいの岩壁だ。染みだした水が凍り付いて氷柱になっていた。岩は冷たそうだ。

  
カラマツの紅葉         屏風岩へ


屏風岩

基礎練習 草溝ルート奥のハングで基礎練習。 最初は基礎練習と言うことで、日当たりの良い南面に移動した。暖かくて気持ちがいい。フリースを脱いで、ちょうどいいくらいだ。ルーフになっている岩が2カ所ほど有り、ここで練習するらしい。


まずはタクさんが見本

タクさんがアブミを掛け替えながらスイスイと登っていった。A1は何回か練習したことあるが、A2、A3は初めてだ。A2も巻き込んで立ち込むのはやったことがあるが、しばらくやっていない。まず最初はセカンドで練習。アブミに下から2段目なら巻き込みと立ち込みはそれほど苦労しないが、下から3段目になると苦しくなる。立ち込んでアブミを掛け、次にフィフィを掛ける、フィフィがかかるまでは、腕力で耐えなければならない。このとき片方の足で壁を蹴るのがポイントだが、かぶっているので足が届きにくい。ヌンチャクのクリップを外す。これの繰り返しだ。

  

次はルーフにアブミを掛ける。ここからがA3になる。二つのアブミを使い両足で立ち込んで、次にアブミを掛ける。これに繰り返しだ。先ほどのA2よりは腕力を使わないので、思ったよりも楽だ。終了点からは懸垂で下った。続いてうさぎもトップロープで練習。2回目は私がリードすることになった。セカンドとは違い、ヌンチャクを掛け、ロープをクリップする動作が増えてくる。一つ一つ動作を考えているのでスムーズにいかない。時間がかかるほど腕力を消耗してしまう。全身に余計な力が入っているので、1本やると非常に疲れる。次にやることを考えているようでは駄目だ。練習を積まないといけない。

      

次はうさぎがトップロープでやってみる。やはり核心部で苦労している。背が低いので立ち込みを一段あげないと届かない。2回目はヌンチャクの回収があるのでクライムダウン。

  

  

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