■中尾根@藤内壁(御在所岳@鈴鹿)2012年9月22日 No.693 Mガイド、隊長、うさぎ アプローチ うさぎが靴を忘れたのを途中で気がつき取りに戻っていたので出遅れた。しかし、天気のいい週末は駐車場にほとんど空きがないので、駐車場に苦慮する。昨夜は宴会があったので朝から身体が重い。秋風が吹き始め少し涼しくなったと持ったが、天気の崩れる前らしく空気が湿っぽい。30分遅れでMガイドと合流。早起きは三文の得と言うが、遅れたので損をした気分。 藤内小屋はひめつつじアートの展示で賑わっていた。火照って汗ばんだ身体を冷やす。青空にうろこぐも、秋の気配が漂い始めていた。きょうはまだ、おねだりフーちゃんが来ていない。 P4 このP4とP3はクラッククライミングが主体のルート。まずP4へは、1ルンゼ右俣からガリーを上がる。グレードは(X NP)。ウォームアップ無しでいきなりXだから少し戸惑う。クラックはフェースと違って、立体的にホールドやスタンスを探すが、入り込みすぎると見えなくなってくる。ナイルか出るか、いろいろと探りながらの登攀が面白い。概して、入り込み過ぎると苦しいことが多い。 テラスでピッチを切って、2ピッチ目にとりかかる。ここのテラスは左へ行けばモンキーフェースの頭の所に出る。右へ行けば3ピッチ目の開始点に出られる。 2ピッチ目は短いが少し被り気味で、中へ入ると厳しくなる。 P3 P4の終了点からはクライムダウンでP3の開始点へ降りる。さてP3も(X NP)。広い凹角は左右にホールドを見つけるとうまくいくが、核心はその上。クラックが狭くなり、中をそのままいくと身体の大きい人は苦しい。特にザックがあるとより厳しい。外へ出て右のクラックでフットジャム。ここが核心だろう。ツルムのコルへは懸垂で。 P2 出だしが(W A1)で、出だしのアブミでバランスを崩すと腕力を消耗する。フェースに乗ると安定する。クラックに沿って右へ振ってから左のカンテに乗り右上する。アブミにうまく乗れば問題のピッチ。核心は2ピッチ目出だしのフェース。クラックを使い広いスタンスで。 2ピッチ目は、右手でアンダーをとり、左手でガバをとるが、うっさぎはとどかないので、ヌンチャクをつかみA0で突破。 おにぎり(P2終了点)に到着。今日はここまで。 風もさわやかで展望もよし。短い懸垂でテラスへ、北側に回り込んで40m懸垂でツルムのコルへ戻った。ツルムのコルからはP3を東側から回り込みP4テラスへ、モンキーフェースの頭に出て1ルンゼを降りた。一の壁に帰り小休止。一の壁は盛況だった。緊張感が緩みギアラックを忘れて帰ってしまった。 |
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