2012年1月29日 羽黒山&筆捨山(亀山@三重県) ホーム |
■羽黒山&筆捨山(亀山@三重県)2012年1月29日 No.647 隊長、うさぎ プロローグ 低山の取材で鈴鹿南部へ出かけた。羽黒山、筆捨山とも300mほどの低山だが、意味ありげな山名に惹かれる。羽黒山に限ると、里から見上げる山容が特徴的で、いくつかの岩塔がよく目につく。またロケーションも良く、関宿を基点に周回でき、時間が余れば関宿散策もいいだろう。 羽黒山 出羽三山(羽黒、月山、湯殿)の羽黒山はよく知られている山だが、本山との関係はどうだろうか、と調べてみた。亀山市のHPには、「山腹にまつられている羽黒権現は、元暦年間関周辺に滞在した源義経の家臣佐藤継信、忠信兄弟が 故郷を懐慕して出羽の羽黒権現をここにまつったと伝えられています。」と記されていた。 筆捨山 広重の絵(坂下、筆捨山)には筆捨山が描かれている。室町時代の絵師、狩野法眼元信があまりにも変化(天候か季節か)が激しいので、描ききれずに筆を捨ててしまったという。 関宿 久し振りに関宿の観光も兼ねたいので、観光駐車場を基点にコースを設定した。富士ハイツから鷲山に入り、正法寺山荘跡への道標を頼りに山道へと入って行く。羽黒山の案内はないが、作業道を進んでいくと古い鳥居があった。どうやら羽黒権現神社までの参拝道のようだ。植林帯を緩やかに登り、最後は階段の急坂をあがると神社に出た。社務所の後は巨大な岩塔で上部に祠が祭られていた。急な石段を登り、最後は岩や木の根をつかんで這い上がる。下りは登りよりも怖い。 山頂へはこの岩場を右側から回り込み登って行く。少し進むと展望岩があり、岩の上は抜群の展望があった。 山頂 尾根に上がり少し進むと三角点のある羽黒山山頂に到着した。四等三角点で、点名は「羽黒山(はぐろさん)」で選点が昭和32年10月16日で所有者から判断すると民有地だろう。 潜り岩 山頂からは尾根通しで西へ進む。多少のアップダウンがあり、地形も単純ではない。いくつかの岩場を通過するので、興味を惹かれ登ってみたくなり、アスレチックのようなコースだ。山頂から少し下った所の岩場では、ルートが突然消えてしまいうろうろしたが、よく見るとルートは岩の中へ潜っていた。 羽黒山分岐 山頂から西に1kmほど進むと東海自然歩道に合流し歩きやすい道になった。ベンチがあったのでそこで昼食休憩をとった。合流点から筆捨山までは約1kmの距離、帰りは東海自然歩道をトレースしたかったので、往復することにした。 筆捨山 一旦伐採地まで下り登返すと筆捨山山頂だ。山頂手前は急坂で鎖の手すりが設置されていた。がんばって登っても山頂からの展望はなかった。 快適な東海自然歩道を歩き展望台へ。車道がすぐ下まで来ていた。 関富士を見ながら関ロッジへ、そして、駐車場に戻った。 まだ時間にゆとりがあったので、久しぶりに関宿を散策し、茶店に入りコーヒーと鯛焼きセットで休憩した。 |
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