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2011年11月23日 倶留尊山(美杉@三重県)   ホーム

 

倶留尊山(美杉@三重県)2011年11月23日 No.633 隊長、うさぎ
〜秋の景観を探しに池の平高原へ〜
くろそ山荘前の空地(9:13)〜亀山峠(9:38)〜二本ボソ(10:20)〜(10:53)倶留尊山1037.6m(11:25)〜三ツ岩(12:03)〜西浦峠(12:13)〜車道(12:35)〜駐車地(13:02)累積標高+740m歩行距離7km
アプローチはしっかりとしており、登山道は入山料により管理されている山だ。なのでコースチェックもおろそかになり、前回の点検から8年の歳月が流れた。今日は午後から天候が下り坂だったので、半日の行程で周回でき、この季節に特徴のある山を選定した。

久しぶりに池の平に入ることになった。奈良との県境にある太郎生から入るが、記憶がはっきりとしないので、高原へ伸びる林道を適当に入っていくと、くろそ山荘の案内が出てきたのでそれに従った。伊賀上野あたりを走っているときには、どんよりとしたくらい雲が青空を隠していたが、現地に到着すると青空が見え隠れしていた。午後からは雨の予報なので、午前中に周回したい。

  
池の平高原から見上げる倶留尊山     池の平高原のススキ

曽爾高原の秋のススキの景観はよく知られていて、この季節になるとハイカーがたくさん訪れる。奈良入山は奈良県側からがが一般的だ。くろそ山荘前の空き地に駐車をしたが、他の登山者の気配はない。

     
亀山峠までは東海自然歩道で良く整備されている

亀山峠までは東海自然歩道になっていて、杉林の石畳が続いている。20分ほど登ると亀山峠に到着した。 静かだった三重県側の登山口とは対照的で、亀山峠は賑わっていた。天気が良くなってきたので、峠から少し北にある亀山に立ち寄り写真撮影。太郎生を挟んで向かい側には大洞山と尼ガ岳があり、特徴的な山容をしているのですぐに確認できる。緑の曽爾高原もいいが、ススキの季節の高原もなかなか味わいがある。展望もまずまずで、撮影をしながら二本ボソへと高度を上げていった。


亀山峠から曽爾高原を見下ろす


大洞山


美杉の山が重なる


亀山峠から見上げる倶留尊山


左:尼ケ岳957.7m      右:大洞山985.1m

亀山峠までもどり、二本ボソ目指して高度を上げていく。一汗流すと二本ボソに到着。これより先に進みたければ、ここで入山料500円を支払う。 料金所の手前からは倶留尊山は見えないし展望も得られない。三重県の山は広しといえども、入山料が必要なのはこの山だけだ。二本ボソに出ると一気に展望が開け、北に倶留尊山が見えてくる。今年の紅葉はまずまずだったようで、山裾に少し紅葉が残っていた。


二本ボソから見る倶留尊山1037.6m

さて、倶留尊山まではもう一がんばりだ。 一旦鞍部まで下り登返す。露出した岩を踏み台にして急坂をぐいぐい登っていく。息が切れたころに山頂だ。山ガールのグループが山頂を賑やかにしていた。ベンチに座り昼食にした。いなりと巻き、それからお湯を沸かしてどんべいを作る。クライミング山行では昼食もほとんどは行動食で済ましていたが、ハイキングになるとゆっくりと昼食をとるゆとりができてくる。午後からは天候が下り坂だそうだが、今のところ青空が広がり暖かかったので、少し時間を取ってくつろぐことができた。

   
山頂手前の急登             倶留尊山

ほとんどの登山者は来た道を戻るが、我々は周回なので、このまま北へ進み西浦峠から太郎生へ降りる予定だ。急坂を下り登返すと三ツ岩分岐だ。ザックをおいて三ツ岩に行く。展望の良いところで、倶留尊山の東面や池の平を俯瞰できる。 三ツ岩からは直接、池の平へ降りる踏み後があるが確認していない。今回もルートチェックがあるので、分岐まで引き返し西浦峠へ向かった。

   
北の料金所           太郎の集落と池の平


三ツ岩からの展望

峠で東海自然歩道に合流し、しっかりとした道を下っていくと車道に出る。30分車道を歩いて駐車地に到着した。と同時に予報通り雨が降り出した。晴れ間を有効に使った山行となった。 完

  
西浦峠              くろそ山荘

 

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