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2011年11月13日 野登山(鈴鹿)   ホーム

 

野登山(鈴鹿)2011年11月13日 No.632 隊長、うさぎ
〜コース点検のために小岐須から周回した〜
石大神展望台駐車場(12:45)〜まど(13:45)〜(14:15)展望台(14:25)〜野登山851.6m〜仙鶏尾根分岐(14:40)〜仙鶏尾根〜仙鶏乗越(15:10)〜小岐須分岐(15:30)〜林道(15:45)〜大石橋(16:13)〜駐車地(16:32) 歩行距離9.5km、所要時間3時間50分(休憩含)カメラα900 ルート図
今週末は天候は良かったが、二日とも仕事が入り、自由になったのは土曜日の午前中と、日曜日の午後。何とも中途半端な時間だが、土曜は「氷壁」ナイロンザイル事件の取材、そして今日は午後から野登山のコースチェック、と有効に使った。

編集中です。。。。

あわよくば椿岩で遊ぼうと登攀具一式持ってきたが、今日の行程を考えると無理な話だ。夕暮れが早くなってきており、周回するだけでも時間が足りない。コースタイムは5時間くらいだが、このペースで歩くと、帰りはヘッドランプの世話になることになる。

一般的には野登山(ののぼりやま)と呼ばれているが、鶏足山(けいそくざん)の別名もある。基準点名を調べてみると、「野登山」となっている。野登山は仏教色の濃い山だ。鈴鹿南部を代表する,入道ケ岳,仙ケ岳,宮指路岳の登山基地となっている,狭い小岐須の駐車場はマイカーで溢れていた。山頂まで車道が通じ,寺院や近代的なマイクロウェーブの設備のある野登山はどうしても敬遠され,この小岐須から登る登山者は少ない。
しかし山の北面は植林も少なく,美しい二次林が広がっている。野登山の東側には前衛峰の鳩ケ峰701mがあり,ルートはこの峰と野登山を分ける一ノ谷に沿って付けられている。


色鮮やかにコスモスが咲いていた

  
駐車場の端が登山口     御弊川にかかる橋を渡る

 駐車場の西端が登山口で,おんべ川に降りて橋を渡ると登山道に入り緩やかに高度を上げていく。徐々に谷が狭まり,「スリバチ滝」のあたりのルートが最も険しい。濡れた岩場には鎖が設置されているが,あくまでも鎖は補助手段で,スリップはいけない。

  
一之谷 小規模なゴルジュで、地元では「スリバチ滝」というらしい


一の谷

この滝を過ぎると谷が二俣となるが,登路は左だ。等間隔で「通報ポイント」の標識が設置されているので安心できる。コースは谷筋が基本だ。谷が徐々に明るくなってくると鞍部の「まど」が近い。鞍部の手前は急登だ。
まどは展望がよく,南と北に開けている。入道,鎌ケ岳,御在所など鈴鹿中部の山並みが一望できる。東に15分ほど進むと鳩ケ峰に至る。


まどからの登り(不動坂)、イヌシデの林が続く

  
シロモジの落葉がきれいだ     日当たりのいいところはススキ野原になっている

 さて,まどからは尾根にそって高度を上げていく。イヌシデの林が続き,シロモジ,タカノツメなどの黄葉のきれいな二次林が山頂まで続いていた。傾斜が緩みススキ野原が現われると国見平は近い。
 国見平に到着すると,新しく木製の展望台が設置されていた。さっそく台の上に上がり展望を楽しむ。今年の紅葉は不作だが,サルトリイバラの赤い実は豊作だった。台の上に腰をおろし,おやつタイムとした。


国見平には展望台が造られていた


展望台からの展望


今年はサルトリイバラの実が多い


入道ケ岳

  
車道より仙鶏尾根への分岐


仙鶏尾根からの展望、中央は鬼ケ牙


仙鶏尾根から見る仙ケ岳

下山時間が気になるので,山頂はパスし,車道を通って仙鶏尾根分岐まで進み尾根道に入る。やせ尾根の仙鶏尾根は展望がよい。ザレた岩場には固定ロープが設置されている。30分で仙鶏乗越に到着し給水休憩。急こう配を下り20分で小岐須分岐,そして15分で林道に出て,小休止を入れおにぎりを食す。


仙鶏尾根の岩場には固定ロープが設置されている


小岐須分岐のナメ滝


一の谷右岸の鳩ケ峰710


石大神

後はちんたらと歩き駐車場まで戻った。ムベがたくさん実をつけていた。

 

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