2011年月6日25日 前尾根@御在所(鈴鹿) ホーム |
■前尾根@御在所岳(鈴鹿)2011年6月25日 No.612 utty、隊長、うさぎ プロローグ 今週は南アルプス北岳山行を予定していたが、梅雨前線の影響で天候不順になったため順延とした。一方、太平洋高気圧の勢力が強く、その影響で太平洋側は天候が大きく崩れることはなくなったので急遽、御在所のクライミングに切り替えた。 アプローチ 人気ルートの前尾根なので今回は、裏道登山口の出発を9時にし、少し出発を遅らせてみた。登山口周辺の道路はそれほど混雑しておらず、入山者は多くないようだ。車を降りて歩き出すとすぐに汗がにじみ出してきた。夏の低山歩きは暑さへの覚悟が必要だ。本番は前尾根P8のスタート地点からなので、それまでのバテては話にならない。いつもより少しペースを落とし気味に歩く。それでも藤内小屋に到着したときは大汗をかいていた。小屋では10分ほどの休憩を入れ、体をクールダウン。 小屋を後にし北谷を登り始めると青空がのぞき始めていた。青空はうれしいが夏の日差しは厳しい。珍しく、兎の耳にクライマーが取り付いていたので、しばらく見物した。5.10クラスのルートなので我々にはまだ手が出ない。登山道が谷の左岸に移ると水場がある。冷たくておいしい水だ。これからの季節はありがたい水場だ。まもなく藤内沢出合に到着。見上げるとすでに、一の壁には何人が取り付いていた。コアジサイが咲き出していた。 P8 さて今回は、昨年整備されたP8から登り始めることにした。取り付き点は2カ所あり、最初は下の地点に移動したが、3人では少し狭かったので却下、上の地点に移動した。ササユリが咲いていた。ウォーミングアップには都合がいい。 中間支点は3つほどあり、私がリードし兎が続く。初めてのルートなので少し緊張するが、スラブのルートで3級くらいだろうか。スタンス、ホールドともに困ることはなかった。終了点も案外広く木陰なのでありがたかった。
P6 さて次はP7だが、先行者パーティーが登りはじめで、待ち時間がありそうなのでパスし、巻き道をP6の開始点に移動した。ここは空いていたので、一番簡単なリッジルート(Ⅳ)を登る。Ⅰピッチ目はチムニーの上に終了点がある。一気に展望が開け開放的で気分がいい。2ピッチ目はわずかな距離だが、安心できないので後続の二人を確保した。 P5 P5で先行パーティーに追いついた。開始点で確保の準備をしていたので、待ち時間を利表して少し休憩を入れることにした。 しかしあまりにも慎重すぎて遅すぎるので、コンテで追い越すことにした。最終ピッチは確保し、カムで支点をとりクラックを登り追い越す。しかしuttyがここでテンション。 P4 さてP4だが、通常は3ピッチだが、時間稼ぎのために50mロープ2本で一気に登る。距離が長いので最終ピッチ後半で息が切れそうになるので、クラック手前で息を整え終了点へ。P3はコンテで通過しヤグラのコルへ。 P2 P2(ヤグラ)のコルで息を整え後続が来る前に登ってしまうことにした。私がリードでうさががフォロー、uttyは今回はパス。50mロープ1本でダブルで使いちょうどの長さ。終了点から覗き込むと後続パーティーが追いついてきたところだった。帰りは懸垂で降り、所要時間30分かかった。 懸垂で降りる さて帰路はルートを懸垂で下ることにした。P3はクライムダウン、Ⅰピッチ目は懸垂。P4は源治郎尾根のⅡ峰懸垂30mを想定し、また時間節約で一気に懸垂で降りたまではよかったが、ロープ回収に失敗し、結局私が登り返す羽目になった。ロスタイム20分。防虫対策 17時30分に藤内沢出合に戻った。もってあがった2.5リットルの水分はすべて使い尽くし、帰路の水場で水分補給。冷たくておいしくて、水がありがたい季節になった。テント泊の人がくつろいでいた。藤内小屋では外のベンチで宴会が始まっていた。 気温が高く蒸し暑い一日で体力を消耗したが、逆にこの時期は人が少なく、気楽に登ることができる。またこの時期は防虫対策が必要だ。あちこちさされたので、次回は虫除けスプレーを携行することにした。藤内小屋で亜h登山口には18時30分にもどった。完 |
2011年6月25日 Copyright (C) 2011 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |