2011年月5日7日 国見岳(鈴鹿) ホーム |
■国見岳(鈴鹿)2011年5月7日 No.605 じんじんさん、隊長、うさぎ | ページ1 | ページ2 | 裏道 山麓の緑が鮮やかな季節になってきた。午後から晴れる予報だが、朝はどんよりとした曇り空だ。登山者も出鼻をくじかれたようで、 裏道登山口周辺は車の混雑もなく駐車場に車を入れることができた。今日のコースは、国見尾根からヤシオ尾根を周回する予定なので、まずは裏道登山道から藤内小屋を目指した。このルートは年に十数回利用する通い慣れた道だが、季節による変化が楽しめるコースなので飽きがこない。藤内小屋に到着すると老犬次郎が出迎えてくれた。週末になると主人とともにこの小屋になってきて、愛想を振りまいている。お目当ては食べ物だが。 藤内小屋からは裏道を少し進み、水場で昼食用の水を給水。藤内壁分岐手前に国見尾根大岩への直登コースがある。 以前にも書いたがこのコースは、古い目印は残っているが、あまり使われていないようだ。小屋から国見尾根には3コースあるが、そのうちに一本だ。ただし現在は、岳不動コースが落石の危険が多く、危険な状態である。小屋から尾根通しのコースがあるが、最近は、藤内壁を間近に見られるこのコースをよく使っている。急登だが、約30分で大岩まであがれる。高度を上げるにつれガスの中に突入したので途中で雨具を着る。 大岩はガスの中だった。しかし風が出てきてガスが動き出したので、ガスが晴れるのを待つことにした。時間つぶしに大岩の周辺で遊ぶ。数名にパーティーが岳不動コースから上がってきて、国見尾根のガスの中に消えていった。 先ほど危険なコースと書いたが、どうやらそのコースを使ったようだ。古くからこの山域を知っている人だろう。 国見尾根 先を急いでもガスで何も見えないので、大岩で辛抱強く50分ほど待機した。その甲斐あって、ガスにかき消されていた風景が徐々に見えだした。アカヤシオは葉の出る前に花つけるので、どうしても背景が赤茶色になってしまう。しかし国見尾根の場合、常緑樹の檜が多いので、背景が緑色でまた違った趣がある。 山肌にガスがからんで幻想的な雰囲気になっているのもおもしろかった。 さて、大岩であまり道草をしているわけにもいかないので、取り合えずゆるぎ岩まで登ることにした。尾根ではバイカオウレンが目にとまった。岩鏡はまだ花芽ものばしていなかった。ゆるぎ岩に到着すると、先ほどのグループが休憩をしていた。 ゆるぎ岩に登ると、 藤内壁が一望できる。上部はガスで隠れているので、スケールが大きく感じられ、穂高の岩峰のようで迫力がある。隣の巨岩は天狗岩で、おもしろい撮影ポイントだ。アカヤシオだが、このあたり標高から上はまだつぼみだ。従って山頂付近の開花は見込めない。とりあえず石門に登ってみた。 石門に立つも、残念ながらガスで視界が優れない。それよりもアカヤシオはまだほとんどがつぼみだった。 おそらく来週あたりが見頃になるだろう。山頂を通過し朝明方面に下り始める。このあたりはイワカガミの群生地だが、まだ花柄も出ていない。咲き残りのバイカオウレンが見ながら下った。
|
2011年5月7日 Copyright (C) 2011 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |