2011年月3日19日 頭蛇ケ平(鈴鹿) |
■頭蛇ケ平(鈴鹿)2011年3月19日 No.597 隊長 プロローグ 大震災後1週間が経過した。救援が追いつかず、原発の被害が拡大している。まさしく国家の危機であり、国は全力で対応にあたっている。その様子はすべてマスコミで報じられ、見ている方も肩に力が入り、気がつくと眉間にしわがよっている。それに引っ越しやら転勤の準備やらで気ぜわしい。3連休の初日は晴れの予報だ。山は花見のシーズンに入っていて、例年なら喜んで山に出かけているところだが、世の中暗い話題が多く、気乗りがしなかった。何十万人もの人が日々の生活がままならないのに、自分だけが楽しいでいいのか。自責の念だろう。
木和田尾 8時過ぎに藤原パーキングに到着。木和田から上がり稜線を歩いて大貝戸に降りることもあるので、 藤原パーキングからスタートすることにした。連休初日で天候もいいはずだが、車は少なく、単独登山者が一人、出発するところだっが。2週間ぶりの山行になったので、繰り出す足がぎこちなかったが、10分も歩くと体が暖まり、調子が上がってきた。国道306号線は相変わらずガス管埋埋設工事が続いていた。登山口には数台の車があり、すでに何人かが入山しているようだ。谷筋の杉林からすでに積雪があり、この文だと福寿草も雪の下だろうなと、半ばあきらムードがただよう。とにかく自生地まで進まないと予測の域を出ないのでひたすら登ることに専念する。気温はそれほど低くはないので、一気に汗が噴出してきた。明るい落葉樹林で、給水と温度調節のために小休止を入れた。 坂本谷 木和田尾根からトラバースして坂本谷に降りた。 降雪で土石災害で荒れ果てた谷は隠させている。昔良く歩いた登山道がどこを通っていたのか、手がかりがつかめない。谷上部には福寿草が良く咲いていたことは思い出される。日当たりの良いところを探っていくと何カ所かで花を開いた株が見つかった。残雪の中に咲く福寿草は趣があってなかなか見応えがあった。 坂本谷の上部はいくつかの谷に枝分かれしている。今回は一番左の谷に入り、途中で尾根に乗り換えて、頭蛇ケ平をめざした。標高差300mあり、かなりの急登だ。谷は数十センチの積雪で埋まり、つらいラッセルの登りとなった。たまらず尾根に逃げるが、胸を突く急登で息が切れた。Ca1000あたりで一旦傾斜がゆるんだので昼食にした。 頭蛇ケ平 昼食を終え、人登りすると稜線に出た。 足が膝下くらいまで入る積雪だったので、とりあえず縦走は取りやめにして、少し西斜面を下ってみることにした。日当たりの雪溶けの福寿草を期待したが、一面の銀世界にあえなく退散。ピークで展望を楽しんでから下山した。 梅まつり 15時過ぎに下山し、少し時間にゆとりがったので、いなべ市の梅林公園に立ち寄ってみた。「梅まつり」と書かれたピンク色の幟を導かれ、車で走ること十数分。梅林公園は多くの観光客で賑わっていた。 3月27日までが期間だそうだが、つぼみも多く、まだこれから楽しめそうだ。物産コーナー、飲食コーナーなどがあり、散策や写真撮影で、のんびりと半日くらいは楽しめそうだ。入園料500円。
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