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2011年月1日2日 本谷@御在所岳(鈴鹿)

 

藤原岳(鈴鹿)2011年1月9日 No.585 Sさん、隊長
〜大貝戸を上がり木和田を降りる〜
大貝戸登山口(9:00)〜8合目(10:55)〜(11:35)山頂避難小屋前で昼食(12:05)〜天狗岩(12:50)〜木和田分岐(13:40)〜木和田尾根登山口(15:17)〜観光登山駐車場(15:50) Camera LumixG2
藤原岳にスノーハイクに出かける。大貝戸登山道はよく踏まれていて、気持ちよくアイゼンが効いた。小屋は満員御礼、外での昼食はつらいものがあるが、暖かいカップ麺はうまかった。その後、天狗経由で木和田までスノーハイク、雪質もよくさくさくと歩けた。

プロローグ 今日はsさんの雪山入門ということで、新調したスノーシュー、10本爪アイゼン、二本ストックを活用できるコースを選定した。天候判断で一日前倒しになり、9日の朝は9時、登山駐車場集合となった。三重県の南の端から北の端まで、アプローチに3時間半以上を要するようだ。午後から天気は下り坂のようだが、風も少なく青空がのぞくまずまずの天候となった。集合時間までに少し時間があったので山麓をうろうろして、雪のついた銚子岳や藤原岳を撮影し時間をつぶした。

  
大安町から見る藤原岳         新町から見上げる銚子岳

アプローチ 大貝戸の休憩所に入ってみたが、 やはり満車で駐車の余地はなかった。これから春にかけてさらに賑わうことだろう。準備をして登山駐車場から歩き始める。アイゼンも、スノーシューも装備ているのでどこへでも行けそうだが、スタンダードに大貝戸登山口から入ることにした。


藤原町から見上げる藤原岳

大貝戸 正月寒波でたっぷりと雪が供給されたが、その後、少し寒波がゆるみ3合目付近までは積雪はなかった。sさんとは初めての山行だが、はなかなかの健脚だ。なかなかのペースで3合目まで上がると、汗がにじんできたので、レイヤーで体温調整をする。4合目から積雪があった。よく踏まれているので積雪量にかかわらず滑りやすくなる。6合目あたりまで上がり、アイゼンを装着。アイゼンがサクサクと音を出し、心地よく効いている。8合目で小休止、これからの急登に備える。 ここから9合目まではノーマルルートと雪崩回避の冬山ルートの分かれるが、積雪量の少なく、両方がトレースがあった。9合目で合流し最後の急登をしのぎ予定通り避難小屋に到着した。風が強く日差しもないので小屋に入りたかったが、残念ながら満員御礼のため、小屋前で風を避け昼食とした。ガソリンコンロでお湯を作り暖かいカップ麺を食べ暖まった。


避難小屋前から見る展望丘(藤原岳山頂)

天狗岩 さてここからはスノーシューの出番だ。 アイゼンを外しスノーシューに履き替え、天狗岩を目指す。丘陵地は風で雪が飛ばされているが、樹林に入ると積雪は50センチ以上となり、スノーシューが役立つ。親切にトレースをつけて歩くと気持ちがいい。日本海側から寒気が入り込んできているようで、雪雲があしばらに駆け抜けていく。その間隙をついて青空が見え隠れし、日差しが樹林を輝かせている。風と日差しで刻々と変化する樹林は生き物のようだ。快調に歩いて予定通り天狗岩に到着した。このあたりまで来るとようやく樹氷が見られるようになり、青空が現れるのを待って撮影を楽しんだ。


天狗岩


藤原岳展望丘


天狗岩で少し青空が見えた


天狗岩にて

木和田尾根 さてここからは 時間もパワーも残っているので木和田尾根から降りることにした。テント装備で冬山訓練をする先行者のトレースはあるが、周回する登山者は少ない。トレースのない樹林をスノーシューで歩く気持ちよさは勝別だ。気持ちよく歩いて50分で木和田尾根分岐に到着した。真っ白に雪化粧をした巨大な御池岳が眼前に横たわっていた。さてここまでくれば下る一方だ。快調に下って坂本谷分岐手前でスノーシューを外す。予定通り1時間半で登山口に到着し、駐車場まで歩いた。まずまずの天候に恵まれ快適なスノーは行くができ一日だった。 完


御池岳


 

 

2011年1月5日 Copyright (C) 2011 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home