2010年月12日23日 大蛇峰、烏帽子岩(熊野) |
■大蛇峰、烏帽子岩(熊野)2010年12月23日 No.581 隊長 佐田坂舟石のバス停駐車場に駐車に歩き始める。登攀具がザックに詰まっているので荷が重く、夏場のテント山行を身体が思い出したようだ。薄暗い植林帯を進むとすぐに舟石への分岐点がある。ピンク色の目立つビニールヒモが木に結びつけてある。推測だがたぶんこれは舟石へのルートだろう。今回はクライミングが目的だが、穏やかないい天気だし、登山ルートの下見を兼ねてまずは大蛇峰を目指すことにした。 2月に町民育成会議の遠足のルートは、飛鳥町小阪の相ケ谷からなので、大蛇峰東側のコルからトレースしてみることにした。通常のコースでは山頂から一旦コルに降り、もう一度、登り返すことになり、無駄に時間を使うので、バリエーションで直接コルを目指すことにした。ところだ、適当に谷に入ったのはいいが、図形図では読みきれない藪こぎがまっていた。引き返そうかとも思ったが、一度スイッチが入ると止まらない。一時間半の格闘でようやくコルに出た。しかしここがどこやら検討がつかない。西に進路をとって尾根を歩く。展望のいいピークに上がるとどうも逆向きに歩いたようだ。大蛇峰が遠くに見えている。大きく西に来てしまったようだ。大失敗だ。仕方がないのでリカバーして大蛇峰に到着した。相ケ谷からのルートはあまり歩かれてないようだが、自然教室で登られたよううで、所々に標識が付けられていた。 大蛇峰は大部分が植林の山だが、山頂付近は樹木が切り払われていて展望がいい。飛鳥町や七里御浜が一望できる。切り株に腰掛けてあんパンをほおばる。本日は、実にシンプルな昼食だ。さて、クライミングもしたいので、痩せ尾根を烏帽子岩に向かって歩き始める。のんびりと歩いて約1時間の行程だ。 烏帽子岩手前で登山口にあったピンク色の目立つヒモが谷にあるのが見えた。おそらくこれが舟石へのルートだろう。しかし今回はソロクライミングなのでトップロープでやることになり、まずは、岩場の上に出る必要があるなと思いつつ、とりあえずは烏帽子岩に行ってみることにした。相変わらず展望がいい場所だ。岩に越をおろし展望を楽しむ。 さて舟石だが、どうやって行けばいいのかわからない。先ほどのピンクの目印を辿ればおそらく岩ノ下に出るだろうが、今回はそこが目的ではない。烏帽子岩から少し尾根を降ってみるが灌木が邪魔で歩きにくい。それよりも午前中に、重いザックを背負って藪こぎをしたので、体力も気力も落ちてきていて、クライミングのスイッチが入らない。「二兎追うものは一兎をも得ず」というが、全くその通りになった。仕方がないので、谷ルートのバリエーションで降ることにした。しかし巨石が転がる険しい谷でまともに歩ず、ずいぶんと時間を使ってやっと分岐点まで降りることができた。やれやれ。国道から舟石を見上げ、次回まで待ってなさい、と言っておいた。 完
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