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2010年月11日29日 南山@豊田(愛知県)

 

南山@豊田(愛知県)2010年11月29日 No.577 Mさん、Iさん、隊長
〜南山でクライミング、天気に恵まれ快適に登る〜
自宅〜刈谷ハイウェイオアシス(8:15待ち合わせ)〜勘八IC〜(8:55)男岩@南山(10:35)〜(10:40)女岩@南山(14:45)〜終了(14:50)

南山はアプローチが大変良い。東海環状自動車道豊田勘八ICから10分で男岩前の駐車場に到着。道路を挟んで向かいがゲレンデだ。岩場は二カ所あり、男岩は標高差48m、幅86mで、主に初級・中級向きでグレードV+程度。女岩は標高差35m、幅35mで上級向け焼く14コースありグレードはV〜X。本日は男岩でウォーミングアップ2本。女岩で5本登った。気温は低かったが日当たりがよく、快適なクライミングが楽しめた。男岩は易しく、女岩が難しいのは、人の世も同じだ。

刈谷のハイウエイオアシスに8時15分集し、現地に向かった。駐車場とトイレが豊田市により整備されている。「南山ロッククライミング場案内図」が設置されていて、概略が把握できるようになっている。御在所は登山口から1時間登ってやっと、ゲレンデに到着できるが、ここは、ほぼドアツードアと言っていいだろう。ウォームアップなし岩にとりつくのもどうかと思うが、少なくとも御在所よりは1時間分の体力が温存できる。その分、登る本数が増やせるのが利点だ。それに標高が低いので、寒い時期は、日当たりも良くありがたい。


駐車場に設置されている案内図


男岩

準備をしてまず、男岩でウォームアップのために2本登る。どのルートもV級程度なので簡単に登れるが、1ピッチで登るので距離が長い。それから、岩に地衣類が付着し黒くなっている所は滑りやすく、ホールドが細かいので、シューズのフリクションで登る。案内図には平均斜度48度と書いてあった。したがって支点も少なく各ルート2つ程度だった。


終了点

フリクションを効かせ快適に登る。テラスからの遠望はきかないが、道路向かいの里山の紅葉がきれいに見えていた。里山はきれいだが、落葉が岩に落ちて、葉を踏みつけるとよく滑るので要注意だ。男岩はテラスが狭い。下りは回り道もあるが、2本とも懸垂で下る。傾斜が緩いのでATCを逆にセットする。


テラスから見る里山の紅葉

男岩で2本登り女岩に移動する。道路からは全容が把握でき、Mガイドからルート図をいただいたので、図と現場を見比べて見る。中間のバンドの部分とテラスがまず目にとまった。バンドの付近を通るのは3ルート(バンドルート、グレードX)と4ルート(競技会ルートというらしい、グレードYでもっとも難しいルートだ)。


女岩の全容 、標高差35m幅35m

  
3,4のアップ      8,9,10,11のアップ

 
女岩で確保の準備をする。地面が少し湿っていて、靴に砂がつくんでMさんがシートを引いてくれた。8.6mm2本これは懸垂用。確保は8.3mm2本を使った。リングだったものが最近、ボルトに変更され安心できるようになったようだ。Mさんはしっかりとメンテナンスしていた。
さて女岩の一本目は左1ルートで、グレードはV。最初の出だしのスタンスが細かいが、ホールドに重心をかけてやると確かなフリクションが得られる。支点は4つくらいあったかな。特に問題なく登れた。


ボルトをメンテしながら登るMガイド


Iさんもう少しで終了点だ。がんばれ!


終了点のテラス

女岩2本目。Iさんは左2ルートで、私は途中から4ルート(競技会ルート)。中間テラスまでは快調だが、核心部はバンドの上部。スタンスもホールドの曖昧で、少し行き詰まったが、右足で角のスタンスをとり、左足を大きくあげ、バンドの上に持っていって解決。自分で解決したので気持ちがいい。グレードはだが、バンド上部でバンドルートに逃げたのでXということか。


ボルトをメンテナンスしながら登るMガイド


懸垂用にローブを下げたままにしておく。これは便利だ。

ただし画像はここでおしまい。どうしてでしょう?実は2本目の懸垂で、テラスの上にさしかかったとき、何かが岩を転げ降りる音を聞いた。岩にしては鈍い音だったので不思議に思い、すいすいと気持ちよく懸垂。さて次はIさんが降りてくるので撮影してあげようと思い、ポケットに手を突っ込んだところ、カメラがない。終了点のテラスにおいてきたか、いやそんなことはない。あっ、あの鈍い音はもしかして。と思い地面を探すとありました。無残な姿で。

次はバンドルートに挑戦することになった。筋肉に疲労が蓄積されるまでに難しいルートをこないした方がいいというMさんの計らい。バンドルートは短い間に4つの支点がある。ということは難しいということ。下から見ているとスタンスやホールドがありそうだが、実際に狭いバンドに立ってみるとスタンスやホールドが曖昧でとたんに立ち往生してしまった。バンドが狭いのでテラス側に落ちそうに感じる。決定的な解決手段がないので、細か所を少しずつ拾ってじわじわとごまかしていく、といった表現が正しいか。まだまだ工夫の余地はあると思うが、何とかクリアできた。

さて午後一は、11の右1ルート(W+)ここはバンドの上部のホールドが細かく、足に重心を乗せフリクションを効かせる。それ以外は難しくない。ここは終了点テラスで、Iさんの確保の練習をする。ATCを使えば安心して確保できる。ここでランニングブレイを掛け替えするところを回収してしまう。

最後はスラブ1ルート(X)。ここは2カ所ほど細かいところがあり、こんどはちゃんとランニングビレイを掛け替えながら登る。この頃になると岩が日陰になり寒くなってきた。ここらが潮時か、ということでこのルートを最後に終了とした。いろいろとルートがあって、十分楽しむことができた。完

 

 

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