2010年月10日12日 大丹倉(熊野市育生町) |
■大丹倉、表倉(熊野市)2010年10月12日 No.565 隊長 | ページ1 | ページ2 | 表倉 赤倉林道終点から北に20分ほど進むと表倉の断崖にたどり着く。大丹倉のように岩場は露出しておらず、樹木に囲まれているが、断崖を覗き込むとかなりの高度感が感じられる。樹幹からは育成町の村落や田が俯瞰でき、休憩には絶好の場所だ。足下にはアサマリンドウが一輪咲いていた。 アサマリンドウ 表丹倉でアサマリンドウを一輪見つけた。三重県内では伊勢市以南で見られる草本だが、名の由来は三重県の朝熊山が由来になっているので、この地方の固有種というニュアンスが感じられる。しかし実際は、この紀伊半島だけでなく、四国から九州にかけて分布している。いわゆる、襲速紀(そはやき)要素(襲「そ」は九州南部、速吸瀬戸「 はやすいせと」は(豊予海峡、 紀「き」は和歌山県と三重県南部の地名の 頭文字をとった)の日本固有の植物だ。
しばらく展望を楽しんだ後、林道終点に戻った。林道から少し入った所に天狗山荘があるので立ち寄ってみた。これは営業小屋ではなく、地元山岳会が建てたログハウスのようだ。この少し奥には民家が一軒あった。林道終点からは来た道を下り育生の集落に降りた。登り初めで柵に進路を遮られたが、右側にゲートがあることがわかった。高瀬川橋のたもとからは、案内標識を頼りに進めばいいということだ。まだ日没までには少し時間があるので、尾川川の滝やら渕を見てから帰ることにした。 完
雨滝 この辺りには「蝶の羽岩」といわれる模様が見られる。流紋岩の柱状節理が風化し、蝶の羽の模様の用に見えるからだそうだ。更に県道を札立峠に向かって車を走らせると、雨滝が見られる。またこの上流には三ツ滝があり、沢の準備をして再訪したいと思った。熊野の峻険な地形は、有名無名の滝を数多くかけているようだ。 | ページ1 | ページ2 | |
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