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2010年月10日10日 本谷(御在所@鈴鹿)

 

御在所岳(鈴鹿)2010年10月10日 No.564 隊長
〜トレーニングで本谷を登る〜
御在所山の家(10:18)〜本谷〜不動滝(10:52)〜大黒滝(11:21)〜(11:58)大黒岩(12:40)〜恵比寿岩(13:00)〜御在所山の家(13:43)
大荒れの週末になった。週初めにはアルプスの紅葉を狙っていたが、悪天候のために藤内壁でクライミングに計画を変更した。しかし、天候の回復がのぞめないのでこれも中止。ところが朝起きてみると、少し青空が覗き始めていた。前夜の予報を見て山行を諦めていただけに、もうけものをした気分だ。今日はF1の本戦なので、レース終了までに帰らないと混雑しそうだ。花は終わっているし紅葉にはまだ早いので、本谷でトレーニングする事にした。

プロローグ 遅い出発となり、スカイライン終点には10時過ぎに到着した。今日は午前中、少し雨が残りそうな予報だったので、遅い到着だったがまだ駐車スペースは残っていた。準備をして本谷に入る。準備と行っても、ザックの中は、雨具と水とおにぎり1個、バナナ1個しか入っていない。いつもは水量の少ない本谷だが、昨日の降雨で適度の水が流れ渓流らしくなっていた。但し、入山者が少ない谷で、雨に濡れると岩が滑りやすくなるので要注意だ。雨に濡れているときは、このルートを下山には使わない方がいいだろう。

 
御在所岳


本谷

今回は岩のトレーニングも兼ねているので、なるべく岩を歩くようにする。スタンス、ムーズを意識して歩くと、また違った世界が見えてくるからおもしろい。ただここの岩はよく滑るので、体重移動して足のホールドに重心が乗らないと滑り易くなる。


ダイモンジソウ

ダイモンジソウ 御在所はもともと、草本の花の少ない山だが、ささやかながらそれぞれの季節に花が咲いてくれる。今年最後の花は、ダイモンジソウとウメバチソウだ。せせらぎの音を聞きながら、雨にしっとりと濡れ、鮮やかになったダイモンジソウの清楚な白色の花がきれいだった。


ダイモンジソウ

ウメバチソウ 最初に見られるのが不動滝。普段は水が流れていないが、降雨後のために滝らしくなっていた。不動滝を後にし、30分ほど登ると大黒滝がある。ここも水が流れ滝らしくなっていた。ダイモンジソウのそばにウメバチソウを見つけた。梅鉢(うめばち)は、梅鉢紋に似ているのでこの名前がついたようだが、バラ科ではなくて、ユキノシタ科だ。ダイモンジソウのユキノシタ科は納得できるが、つくりを調べていくとユキノシタ科ということだろう。

  
不動滝


大黒滝

  
本谷で振り返る             ウメバチソウ

大黒岩 久し振りに大黒岩に登った。先客は谷で出会った単独男性。相変わらず展望がよく、雨の後なので空気の透明度が高く遠望がきく。単独男性と話をしていると、どうも住所が近所のようだ。鈴鹿に住所が変わったばかりで、土地勘があまりないようだが、よく鈴鹿の山に登に来るようだ。ゴンドラが通過するごとに手を振っていた。


大黒岩


大黒岩にて


大黒岩からの展望 北勢

   
山腹も少し色付き始めた     大黒岩からの展望、鈴鹿方面


大黒岩からの展望

新道 さて帰路はどうするか。まだ時間があり、どのコースで降りてもいいが、と思案しているうちに、あやしい雲行きになってきた。単独者は鎌経由で降りるみたいだが。そうこうしているうちに雨がばらつき始めたので最短距離の新道で下ることにした。このルートはしばらく歩いていなかったので、新鮮みが感じられた。


新道から大黒岩を見上げる


恵比寿岩からの展望

恵比寿岩 新道を少し降りると恵比寿岩にあたる。岩を見ると登りたくなるのはクライミング依存症か。あまり展望の良くないコースなので余計にそう思い、ザックを降ろしてアタック。ところが簡単に登れてしまった。もちろん展望がよく、撮影には絶好の場所だ。紅葉の時期に是非一度、訪れてみたいと思った。

   
新道の鷹見岩


新道のキノコ岩

キノコ岩まで来ると、登山口は近い。恵比寿岩から40分で登山口に到着した。時計を見ると1時40分だ。所要時間4時間足らずの山行だったので、少し物足りなさを感じた。 完

 

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