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2010年5月3日 御在所岳(鈴鹿)

 

御在所岳(鈴鹿)2010年5月3日 No.543 隊長
〜アカヤシオを求めて御在所から鎌へ〜
ゲート手前駐車地(8:10)〜中道登山道〜地蔵岩(8:55)〜キレット(9:22)〜山上公園(10:25)〜昼食〜峠道登山口(11:10)〜武平峠(11:35)〜三ツ口谷左岸尾根〜三ツ口谷登山口(13:35)〜駐車地(13:55)

連休に入ってから好天が続いている。取材も大詰めにきており、見出しなどの撮影に取りかかっている。アカヤシオが咲く頃には、山肌はまだ茶色なので、主役が花や岩になり、山体はどうしても脇役になってしまう。もう少し季節が進み緑の衣をまとう頃には、花はシロヤシオだが、昨年よく咲いたので今年はあまり期待できそうにない。ただこれからの季節は気温の上昇とともに、空気の透明度が落ち始める。寒冷前線の通過直後が狙い目だが、休日との兼ね合いがあり、チャンスはあるかどうか。山を主体にする必要があるが、とりあえず今できることは、アカヤシオを絡めた仕上がりを求めることになる。光線の向き、空気の透明度、構図、花の咲き具合などの撮影条件を整え整える必要がある。何しろ自然相手だから、決められた時間で撮影しようとして、なかなか思うようにいかない。

さてコースをどうするか。開花情報を総合すると、1000m前後での勝負となる。朝の光線を、御在所で使うか、鎌ガ岳で使うか、判断が難しい。しかし、御在所岳を入れたいので、中道を上がることにした。まず一つ目のポイントは地蔵岩だ。裏に回り込んで、山容を背景に撮影する。岩はいいが、アカヤシオがあまり咲いていない。青空のキャンバスが味方だが、山肌が茶色なので見栄えしない。立つ位置が制約されるので、構図も自ずと決まってしまう。却下。


雲母峰


地蔵岩と御在所岳


地蔵岩と鎌ガ岳

キレットをすぎ、山頂手前の岩峰帯で勝負と思ったが、肝心のアカヤシオが咲いていない。駄目だ。作戦変更して急遽、鎌に向かうことにした。といっても一旦、武平峠まで下ってまた登り返すことになる。気温が上がるほど条件は悪くなるので早く行きたいが。山上公園に上がると行楽客で賑わっていた。山上にアカヤシオはまだ蕾だ。見頃は今週末あたりだろう。道ばたではタテヤマリンドウがよく咲いていた。少し早いがお腹がすいたので昼食とした。復旧工事のために峠道は閉鎖になっていた。


ハライド 背景は釈迦が岳


御在所岳と国見岳


アカヤシオとタムシバ


北谷


タムシバ


タテヤマリンドウ

峠道を下りながらいいポイントを探すが、目当てとするポイントはまだアカヤシオが咲いていない。気がつくと収穫なしで、峠まで降りていた。次のポイントを鎌ガ岳中腹と三ツ口谷左岸尾根にする。鎌を撮影するには鎌へ登れない。先に左岸尾根に回ることにする。分岐点は展望のいい岩場からだ。案内はないが、道型が出来ている。しかしショートカットでブッシュ突入。ごそごそとやっていたので、登ってくる登山者を驚かせてしまった。

尾根は花盛りだった。山体が見える花のある場所を探すが、なかなか見付からない。しかも太陽の位置は逆光だ。今日は先にこの尾根を歩けば良かったが、今となっては後の祭りだ。数枚撮影し、峠道にもどりガレ場まで進み山腹を撮影する。光線の具合が悪くなってきたので今日はここで切り上げることにし、明日、朝の光で狙ってみることにした。また尾根に乗って三ツ口谷登山口に降りた。やれやれ。


三ツ口谷左岸尾根から捉えた鎌ガ岳


タムシバ


三ツ口谷左岸尾根のアカヤシオ


 

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