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2010年4月24日 長石谷、馬の背尾根(鈴鹿)

 

長石谷、馬の背尾根(鈴鹿)2010年4月25日 No.540 隊長
〜花を求めて馬の背へ〜
温泉街外れ(8:30)〜長石谷〜犬星の滝(9:55)〜馬の背尾根〜雲母分岐(10:50)〜岳峠手前(11:20)〜馬の背尾根で昼食休憩〜三岳寺〜駐車地(13:40)

プロローグ 鈴鹿北部の山の花を今年も、追い求めて歩いてきたが、4月下旬になると鈴鹿中部山岳のツツジが気になり出す。アカヤシオ、ミツバツツジが咲き始めると同時、イワウチワ、ショウジョウバカマも花を開く。イワウチワに関しては昨年、ほとんど花を開かず、期待はずれに終わっているので、今年に期待していた。

アプローチ 駐車地がなければ蒼滝の駐車場に戻ろうと、温泉街を通り越すと、運が良く駐車地が見付かった。昨日、寒冷前線が通過し荒れた天気になったが、寒気が入り気温が下がり、まだ風が残っているものの、まずまずの天気になった。車を降りると肌寒さを感じたので、薄手のフリースを羽織る。山桜の花が少し残っているが、若葉が芽吹き始め、落葉樹の森に彩りが戻ってきた。四季の変化は、人の心もリフレッシュしてくれるようだ。


長石谷の芽吹き

長石谷 今年もまた、長石谷に入った。一昨年の豪雨で災害を免れたがその後、イワウチワはパッとしなかった。さて今年はどうだろうと期待して入ったが、どうも花に勢いがないようだ。それでも昨年に比べると、開花株があるのでひと安心だ。花を撮影しながら谷を登っていくと、なっきーさんとホフマンさんに出会った。久し振りだ。急ぐ道中でもないで、馬の背まで行動をともにすることにした。花を撮りながら犬星の滝まで上がった。いつもは岩肌を濡らす程度の犬星の滝だが、今日は、水量があり見応えがあった。ここで一本入れる。なっきーさんにまんじゅうと暖かいコーヒーをいただいたが、最近はおやつもほとんど持たなくなったので返すものがない。

  
イワウチワ

  
犬星の滝        イワウチワ

馬の背尾根 犬星の滝から馬の背に上がると、アカヤシオの花が見頃になっていた。昨年はヤシオがあまりにも良かったので、今年は裏の年かと危惧していたが、それを打ち消すようにたくさんの花を付けていた。この時期はちょうど、標高800〜900mが見頃を迎えている。今年は4月に入ってから寒気が入ることが多かったので、昨年に比べると花の時期が少し後にずれているようだ。アカヤシオの目の覚めるピンク色の花を見ると、一気に撮影意欲が湧いてくる。いい構図を探して尾根を散策した。残念ながら寒気の流入で雲が多く、青空のキャンパスは準備出来なかった。


馬の背尾根のアカヤシオ


ホフマンさん、撮影に興じる


右:雲母峰

タムシバ 花を追いかけて宮妻の分岐過ぎまで上がってみた。このあたりまで上がるとアカヤシオは蕾だったが、タムシバは花盛りだった。先に進んでも花に期待は出来ないので、峠の手前で引き返してきた。鈴鹿の山も、メジャールートを外れると極端に登山者が少なくなる。このコースも穏やかでのんびりとしている。若者のグループが登ってきたようで、白ハゲの岩場が賑わっていた。少し青空がのぞきはじめたので、雲の流れを見ながらシャッターチャンスを待った。


馬の背尾根の御在所


鎌ケ岳とアカヤシオ

  
ショウジョウバカマ        タムシバ

  
アカヤシオ

さて、帰路にはイワウチワを撮影しながら馬の背尾根を下ることにした。アカヤシオやミツバツツジはよく咲いていたが、肝心のイワウチワが今年も不作なようだ。目を引く開花株がほとんどなく、長石谷であまり撮らなかったことを反省しながら尾根を下った。尾根の途中昼食休憩を挟みぶらぶらと下っていくと、りんちゃんが登ってきた。今日は重役出勤のようで、犬星に降りて長石を下るそうだ。撮影をしないと下るのも早い。鮮やかなミツバツツジを見ながら三岳寺へと下った。完


ミツバツツジと御在所岳

 

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