2010年3月14日 頭蛇ケ平(鈴鹿) |
■頭蛇ケ平、坂本谷(鈴鹿)2010年3月14日 No.535 隊長 プロローグ 花と展望に恵まれ、久し振りに昂揚した山行となった。毎年この時期になるとこの山域に足を運んでいる。これで何年続いていることだろうか。狙い澄ませて果敢に何度もアタックした年もあったが、そんな年は、寒波の戻りや悪天候に見舞われ、なかなかいい思い出がない。今年などは、ぽかんと空いた日に、花でも見に行こうかという軽い気持ちで出かけると、いい思いが出来たりする。もちろん花の季節はしっかりと把握しているが、何事も自然体がいいようだ。 プロローグから書き始めたが、コースや花の場所などをガイドするのは、どうしてもためらってしまう。今日も登山ルートは半分くらいしか歩いていないので、感じたことをとりとめもなく書くことにしよう。 アプローチ 藤原パーキングを通り越し、白瀬峠登山口まで車を入れた。藤原パーキングも結構賑わっていたので、登山口はなおさらだ。数台分のスペースしかない登山口はすでに満車だ。4WDに利点を生かし、強引に杉林の間に入れる。すでに8時半になっているので、ほとんどの登山者はすでに出発しているようだ。2週間ぶりなのでスローペースで身体と相談しながら歩き出す。若いときなら最初からいきなりトップギアに入れてがんがんいっていたが、年齢的にも無理は出来なくなってきた。しかし、日々のジョギングなどを怠らず、コツコツと体力維持に努めているので、足が軽く動いてくれるのはありがたい。ひんやりとした杉林を心地よく歩く。天候もよし、時期も良し、花たちとの一年ぶりの再会に期待が膨らむ。 春の力を感じる二次林 残雪は所々に見られる。明るい二次林は、若葉の季節にはまだ少し早く冬の様相を呈しているが、見えない所でパワーを蓄えているのだろう。ミスミソウが花柄をもたげ、花を開こうとしている。これは帰りの楽しみだ。きっと花が開いているだろう。ミスミソウはまだ少し早いようだが、セツブンソウは見頃を迎えていた。レンズをSIGMA70mmマクロに換装し、地面に這いつくばってファインダーを覗く。半年ぶりの花の撮影が楽しい。一輪々、花を覗き込んで、きれいどころを探す。何人かの登山者が撮影に興じているものの、藤原の表街道の大貝戸コースの賑わいはここにはない。 頭蛇ケ平 さて次は福寿草だ。2月下旬から咲き始めた福寿草も中腹ではすでに花の時期は終盤だ。花は残ってはいるが、撮影には適さないほどに背丈が伸びている。見上げると稜線の残雪が確認できるが、日当たりの良い所は雪解けが進み、それを追うように花が咲き始めているだろう。稜線に期待することにして、登山コースにもどり、とりあえず頭蛇ケ平まで行くことにした。見上げると鉄塔のある稜線が見えているが、標高差にすると300mはあり、もうひとがんばりしなければならない。このコース、今年もすでに三度目になる。 作成中です |
2010年3月14日 Copyright (C) 2010 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |