■入道ガ岳(鈴鹿)2009年12月29日 No.523 隊長 プロローグ 取材を伴わない山歩きは気楽なものだ。12時に奥の宮に行くと言っていたので、9時過ぎに自宅を出れば十分に間に合う。新年を迎える準備に急がし椿神社の駐車場を通り越し、堰堤の駐車場まで車を入れた。年が明けると参拝客でごった返すので、車で入るのは今の内だ。堰堤の駐車場に車を入れるとすでにりんちゃんの車が停まっていた。北尾根で登ると言っていたので、少し早く出発したようだった。 井戸谷 今日は奥宮参拝が目的なので、最短コースの井戸谷で登ることにした。最短コースといっても、登高する標高差はどのコースも同じなので、距離が短い分、登りはきつくなるわけだ。夏場を過ぎると登山道も荒れてくるが、この時期はよく整備されている。有志の労を労いたい。朝方は山頂付近が雲に包まれていたが、その後徐々に天候が回復し晴天となった。間伐され明るくなった登山道は気持ちがいい。谷を渡り井戸谷避難小屋まで来ると汗が出てきた。レイヤーで調節し身体を冷やす。 小屋を過ぎると谷筋の明るい二次林が続く。荒い谷なので樹木が育ちにくいのか大木は見かけないが、アカシデの大木には目がとまるだろう。これを過ぎると谷は傾斜を増し、ぐいぐいと高度を上げていく。ミヤコザサが現れると展望が開け、振り向くと鈴鹿の町並みが見えてくる。単独の男性が降ってきた。今日が登り納めで帰ったら仕事が待っていますと言っていた。先行者二人が木陰で休んでいた。10年前には50分で登っていたが、もうそんな記録は出せない。登り初めてすでに1時間が経過している。稜線はすぐそこに見えているがあと10分はかかりそうだ。 入道ガ岳山頂 11時20分に分岐点に到着した。やれやれ。とりあえずは山頂に立ち寄ることにした。思ったよりも風がなく穏やかだ。空気が澄み伊勢湾までよく見えていた。何枚か写真を撮り、待ち合わせの奥宮に向かった。鞍部に黄色いツェルトが張ってあった。中で昼寝でもしているのだろうか。 奥宮 奥宮が近づくと賑やかな声が聞こえてきた。りんちゃんとuttyさん達が話をしていた。今回が初めてのご対面ということだが、山談義と酒談義に花が咲いているようだった。皆さん30分も前に到着していたようだ。それにツェルトはuttyさんのだった。明日からまた寒波が来るようだが、今日は穏やかな日になった。久し振りに賑やかな昼食休憩となった。 帰路は私とりんちゃんが二本松で、uttyさん達は滝ガ谷で下りた。さて早く帰って家の窓拭きをしよう。 完 |
2009年12月29日 Copyright (C) 2009 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |