■釈迦ヶ岳(鈴鹿) 2009年10月30日 No.512 隊長 | ページ1 | ページ2 | プロローグ 久し振りに釈迦ヶ岳に入ることにした。といっても昨年も秋に庵座谷コースを歩いているので今回は、新しく整備された中尾根コースを歩いてみることにした。地形図を見てみると歩きやすそうな尾根なので、バリエーションとして歩かれているコースだと思う。地形的には庵座谷と流れ谷の間にある尾根だ。花や紅葉の時期は実績のある場所に行きたくなりがちがだ、まだ歩いたことにない登山道も魅力的だ。登山口はキャンプ場の手前の林道右手にあった。観光協会のしっかりとした道標があるので見落とすことはないだろう。 中尾登山道 登山口を入るなりジグザグの登りから始まる。尾根末端は概して急勾配になっているのが常で、ここも例外ではない。鈴鹿の登山口は植林帯から始まることが多いがここは、コナラ、イヌシデ、オオモミジなど明るい雑木林となっていた。末端の急登が終わると傾斜が緩やかとなり、四方に広がった尾根が一本の狭い尾根に収束していく。640からは狭い尾根の一本道となり、緩やかな傾斜で登っていく。高度を上げるにつれ木々の葉が色付き始め、明るい太陽の光をうけて黄金色に輝いている。ひときわ黄色く目立つのがタカノツメだ。シロモジは葉が緑から黄色へ変わるグラデーションがおもしろい。 途中で賑やかな女性4人グループを追い越しひたすら狭い尾根を登っていく。今日は気温が24度近くまで上がるとの予報で、1時間も歩くと汗だくになってしまった。鳴滝のコバというところで給水のために一本入れる。地形図では750ラインで等高線が広がるところだろう。これを少し勾配がきつくなるが、階段状の丸太で整備されていた。樹幹からは大陰のガレが見え隠れしていた。 この尾根は上部に行くにつれて花崗岩の露岩帯になっていく。大陰のガレの南端あたりで勾配がきつくなる。このあたりは庵座谷コースの最も接近するところで、数分下りれば谷コースと合流できる。ガレを西側から詰めていくと松尾尾根コースに合流し展望が一気に開ける。合流点から十数分で松尾尾根の頭1097.1m(釈迦ヶ岳最高点)に至る。 | ページ1 | ページ2 | |
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