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御池岳(鈴鹿)2009年3月21日 No.483 ホフマンさん、なっきーさん、隊長
〜やはりこの時期は、フクジュソウがお目当て〜
稜線のフクジュソウが見頃を迎えるのは毎年、この時期に決まっている。早いのはもちろん花も開いてないが、茎が長く伸びてしまうと魅力も半減してしまう。鈴鹿山系では、藤原か今回の御池か霊仙となるが、時期的にはワンチャンスしかないので、どれか一山に限られ、今年は御池となった。
コグルミ谷登山口(8:20)〜長命水(9:01)〜(9:24)カタクリ峠(9:40)〜御池岳(11:02)〜(11:40)お昼と撮影(12:50)〜元池(13:12)〜(13:26)鈴北岳(13:43)〜鞍掛峠(14:24)〜トンネル東口(14:37)

 今回は頭蛇のコバと御池を一気にやってしまおうかと、欲張りな計画を温めていたが、国道が通行できるという情報を有効活用することになった。家に帰るとなっきーさんの書き込みがあり、御池方面とのこと。早速携帯で連絡し登山口出発を8時とした。7時前に家を出て8時前に藤原岳山麓を通過。山麓は好天に恵まれ、朝から登山者で賑わっていた。この季節以外は、訪れる登山者もまばらだが、この時期に限って藤原岳には、登山者が県外からもわんさか押し寄せてくる。これを見越して藤原岳は外したが、御池岳も結構な賑わいだった。


カタクリ峠付近

 先着のなっきーさんを迎えに、鞍掛トンネル東口まで車で上がる。途中、工事のための片側通行が2カ所あり、3分近く待たされた。この周辺の駐車スペースもほぼ満車だ。コグルミ登山口の下の駐車場まで車を降ろし、通常のルートで谷に入る。この時期のコグルミ谷は、花にはまだ少し早いが、ミスミソウでも花を開いていないかと、足下を見ながら長命水まで登り一息入れる。新緑が始まると谷は、徐々に暗くなりヤマヒルが出始めるが、この時期は明るくて気持ちよく歩ける。藤原、御池の中腹以上はほとんど水が出るところがないが、この長命水はオールシーズン、コンスタントに水が出ている。

 
御池山頂にて

カタクリ峠からは落ち葉をかさこそ踏んで歩く。ミスミソウでも出ていないかと探しながら歩いたが、まだ少し時期が早いようだ。暖かい日射しに誘われて一気に花たちが芽を出してきそうな気配だが。真の谷からは残雪を歩くことになった。雪解け時期はぬかるんで歩きにくいので、かえって雪の上の方が歩きやすい。ぐいぐいと高度を上げ、多くの登山者で賑わう御池山頂に立った。前回ここへ来たのは昨年の暮れで、かなりの積雪があったことを思い出す。今日は所々に残雪があり、春の穏やかさが感じられた。また、思った以上に遠くまで見渡せた、地平線には中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、白山の山々が並んで見えていた。


ボタン淵を俯瞰する

 早々に山頂を後にし、ぶらぶらと散策に出かけた。残雪を青空と明るい樹林が織りなす風景は絶品だ。数年ほど前までは笹がうっとうしいので歩きにくかったが、今はどこでも自由に歩ける。丸山を下り、テーブルランドの縁に沿って歩いていると、山慣れたご夫婦が、「なっきーさんでしょうか」と声がかかった。それから「隊長さん」では。本日の御池にご満悦のご婦人は、「らいむ」さんだった。なんどか掲示板でお話をしたことがあるし、この時期に御池のこのルートを歩いているのは、かなり御池好きなので、すれ違っただけでわかるらしい。残雪はあるものの、気温があがり暑くなってきたのでシャツ一枚になった。適当な場所で昼食と撮影にたっぷりと時間を使った。


まだまだ残雪がある

 
琵琶湖がよく見える       御池橋にも車が一台停まっていた

 フクジュソウを見てからヒルコバには寄らずに元池に向かった。写真を一枚撮り、帰りにzippさんと行き違う。後で、なっきーさんの記憶と掲示板の書き込みでzippさんとわかった。私も修験業で一度お会いしているが、遠くからだったので記憶が曖昧になっていた。


鈴ケ岳

ヒルコバ付近は花見の登山者で賑わっているようで、歓声やざわめきが聞こえてきた。我々は花を十分に堪能したので、コバはパスして元池に立ち寄ることにした。ケーブルネットの番組取材で、この池の袂でk先生へのインタビューを収録したときのことを思い出す。2001年9月のことだったから、あれからもう8年の歳月が流れたことになる。あのときはまだ、ハリマオさんも私もK先生も若かく、12時間に及ぶ取材で下山したら真っ暗になっていたことを思い出す。


元池

 鈴北岳に行くと、多くの登山者で賑わっていた。時を同じくして、りんちゃんたちがテント装備のお思い荷物を持って峠から上がってきた。昨日は五僧で一泊したようだ。天候の回復とともに気温が上がってきたので、かなりしんどそうだった。今日は真の谷あたりで野営のようだが、天気が下り坂なのでどうしようか迷っていた。一足先に我々は山頂を後にして峠道を下った。完

 

2009年3月21日  Copyright (C) 2009 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home