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2009年3月7日 藤原岳(鈴鹿)

 

藤原岳(鈴鹿)2009年3月7日 No.481 じんじんさん、りんちゃん、隊長
〜フクジュソウを愛でに、藤原岳へ〜
少し時間にゆとりがあったので、フクジュソウを見に藤原岳へ出かけた。今年は暖冬だそうだが、三寒四温を繰り返し、土曜日から気圧配置が冬型となったようだ。平野部は晴れの天気だが、山へ入るとみぞれが降る肌寒い天気だった。福寿草だが、開花等高線は900m付近だった。生憎の曇り空に花は開かなかった。山頂付近をピストンしただけの工夫のない登山だったが、花を愛でながら歩いていると多少は気分も和んだようだ。帰路、うさぎへ花便り。

大貝戸登山口(8:08)〜5合目(9:03)〜9合目(10:38)〜(11:08)山頂付近(11:35)〜9合目(12:00)〜5合目(12:20)〜登山口(12:55)

 駆け足で藤原を歩くつもりだったが、別コースプランのあったじんじんさん、リンちゃんを引き込む形となった。3月に入り、不安定な天気が続いている。土曜日はなんとか晴れの予報が出ていたが、気圧配置は冬型だ。ある程度の日射しは期待できるが、山は冬型の影響を受けやすく、フクジュソウも花を気持ちよく開いてはくれない。今回の出発点は大貝戸だったが、バリエーションのためにGPSトレースは掲載しません。

 予定通り8時過ぎに大貝戸を出発した。5合目辺りまではひたすら登る。入道山行から2週間のブランクはあるが、日々の体力維持トレーニングにより足取りはそれほど悪くはなかった。フクジュソウは500m付近から見られ、すでに背丈が20センチほどになっている。曇り空のために花を半開きだ。それでもフクジュソウを見ているうちに、日々の難題を少しでも忘れることができた。さて次はセツブンソウを見つけよう。

 

3人で6つの目を駆使し、30分ほど探し歩いているとリンちゃんから、「見つけた」の歓声が上がった。山麓はセツブンソウは生育環境がいいので、群落を作りすくすくと育っているが、山のものは全体的に小柄で大きな群落はほとんど見られない。セツブンソウは三重県:絶滅危惧種IB類で、保護対策のひとつに、分布情報の公表については慎重な配慮が望まれる、と書かれている。ひとつ見つかると、その周辺を詳しく調べると何株かある。花探しをしながら登っていると、9合目に到着していた。フクジュソウも花芽が見られるのはこの辺りまでだ。桜の開花は桜前線というが、福寿草の咲き上がりは、開花等高線か。


やっと見つけたセツブンソウ

 

 予報によると午後から、少し日射しが出るようだが、高度が上がるにつれて、みぞれがちらつくなど冬山の様相を呈してきた。9合目から地理院のルートを辿り、避難小屋南のピークへ雪面を這い上がる。日射しの良いところで少し花芽が膨らんでいた。少し昼には早いが昼食休憩とする。午後から予定があったので、ここで下山する事にした。じんじんさん、りんちゃんも天候の回復が望めないので、一緒に降りることになった。下山後山麓の福寿草の群落を見に行くがすでに花の時期は終わっていた。変わってニリンソウが咲き出していた。


山麓に咲くニリンソウ

 

2009年3月7日  Copyright (C) 2009 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home