2008年12月30日 御池岳(鈴鹿) |
■御池岳(鈴鹿) 2008年12月30日 No.476 隊長、うさぎ 12時に丸山で合流の約束がある。積雪はあるが4時間もあれば大丈夫だろうと高を括っていた。予定通り8時過ぎにゲートを出発できた。低山の日帰り山行だが、鈴鹿北部は侮れない山域であるため、スノーシューとアイゼン装備は必需だ。今日は気温がゆるんでいるのでアイゼンは用なしだと思うが、前線通過後の気温低下が心配なのでザックに入れておいた。それでも日帰りの装備は軽い。国道を軽快に歩きはじめる。無積雪期ならトレイルラン用のシューズで軽快に歩け、1時間足らず登山口まで行けるが、凍結あり積雪あり、冬用の登山靴では軽快に歩けない。 林道から入ってきた猟をする人の軽自動車が軽快に国道を登っていく。空を見上げると暗雲が山にかかってきていた。ある程度の青空を期待したがどうも怪しくなってきている。そんな暗雲を見ているとこの国道歩きが余計につまらなくなってくる。早く着かないかと思いながら歩くがなかなか距離が稼げない。犬帰り橋を過ぎると積雪が増し歩きにくくなってきた。結局、山口ゲートからコグルミ谷登山口まで1時間40分もかかってしまった。12時の丸山到着が怪しくなってきた。 10時前にコグルミ谷登山口に到着した。トレースは全くない。登山口で積雪は20センチほどだが、上がるにつれて積雪は増してくる。ノントレースの谷は歩きにくそうなので右岸尾根に取り付くことにする。最初の植林の急登が大変だが、これを過ぎると比較的歩きやすい尾根だ。しかし一気に高度を稼げるので気持ちがいい。植林を過ぎると平坦地に出るがここから積雪が増してきたのでスノーシューの出番となった。標高点801の尾根に乗り標高を150mほど稼ぐとカタクリ峠に出た。2,3日前のスノーシューのトレース跡があったが、消えかけている。時計を見るとすでに11時20分を過ぎている。このペースだと12時の約束が果たせそうにない。滋賀県側はもう少し積雪があるだろうからじんじんさんもかなり苦戦していることが予測できる。うさぎのペースも落ちてきたので、こちらの方も山頂を踏めるかどうかわからなくなってきた。 真の谷へ降りた辺りから積雪量もかなり多くなってきた。右岸尾根に取り付く。なんとか携帯の電波が届き、じんじんさんから「途中断念」の伝言を聞き急ぐ必要もなくなったので、丸山への途中だが昼食とする。薄くガスがかかり山頂へ上がってもいいことがないと、うさぎだけ先にここで折り返す事にした。ザックをデポし山頂へ。日帰りの装備だからザックはそれほど重くはないが、それでも空身だと軽快に歩ける。約20分で山頂に立つ。山頂には誰もいなく独り占めだ。するとガスが流れて青空が見えだしてきた。足跡だけ残すつもりだったが、予想外の青空に気持ちも晴れ、5時間の労が報われた。時間がないので少しだけ山頂周辺を散策して写真を撮り、一気に山を降った。
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