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2008年5月4日 国見岳、御在所岳(鈴鹿)

 

御在所、鎌ケ岳(鈴鹿) 2008年5月4日 No.450 隊長
三ツ口谷登山口(8:00)〜表道〜(9:40)御在所岳(10:20)〜武平峠(11:00)〜(11:45)鎌ケ岳(12:35)〜三ツ口谷〜登山口(13:30)
連休には遠征も考えたが、所用があることもあり、また、渋滞も予想されるので、近場を歩くことにした。遠くまで出かけなくても花を見るなら、この時期の御在所は確かにすばらしいと思う。先日は国見と御在所を歩いたので今回は、御在所と鎌ケ岳をセットで歩くことにした。この2山に関してはコースも多く、組み合わせもたくさん考えられる。今回は花見がメインなので、中腹以上をうまく歩きたい。それで今回は、三ツ口谷登山口を起点に周回することにする。


表道登山口から御在所を見上げる

鎌ケ岳へは、この三ツ口谷コースがよく歩かれているが、ここから表道を使って御在所へ登る登山者はそれほど多くない。普段はあまり、利用価値を見いだせない表道だが、周回を考えると選択肢のひとつになる。芽吹いたばかりの森は柔らかく、色に変化があり、春の喜びに満ちあふれたいる。少し車道を歩いて登山道に入る。登山道は後でできたスカイラインにより寸断されているので、ここという登山口はない。登りはじめからいきないろい急坂が連続する。すでに咲き終わったアカヤシオの花が登山道に落ちている。早速チゴユリが出迎えてくれた。うつむき加減に咲くあまり目立たない花だが、胸を突く登りであは足下しか見えず、かえってこういった花がよく目に付く。早速ザックをおろして写真を撮る。すると後ろから一組の夫婦が登ってきた。間違えて鎌ケ岳の方に登り引き返してきたとのこと。


チゴユリ

気温が高く、少し登っただけで汗がしたたり落ちてきた。百間滝も水量こそないが、白い岩盤と緑のコントラストが様になっている。よい季節にはあまり歩かない道なので、季節を変えて歩くと新鮮みがある。


百間滝

スカイラインを見下ろすと高度感が感じられ、かなりの角度を上がってきていることがわかる。うつむきの姿勢で歩いているので脚物と花がよく目に付く。タテヤマリンドウがよく花を開いている。徐々に傾斜がゆるんでくると、山上公園のざわめきがなぜに乗って流れてくる。沢を渡りしばらく進むと山上公園に出た。アカヤシオは29日、まだ蕾だったが、1週間もたたないうちに満開になっていた。観光客に混ざって山頂の山頂の三角点に向かう。


タテヤマリンドウ

気温が高くなり空気の透明度が落ちてきているが、国見岳や鎌ケ岳のアカヤシオの先具合がよくわかる。アカヤシオに関してはやはり、国見岳に分があるようだ。お昼にはまだ早いので、とりあえず鎌ケ岳まで行くことにする。本日は初夏の気温になっているので、少し足が重く感じられる。


御在所岳より鎌ケ岳


国見岳


御在所岳


御在所岳


御在所岳峠道から鎌ケ岳を見る

アカヤシオの咲く峠道を下る。武平峠から登ると、家族連れにとってはいいハイキングコースなので、登山者もいつもとは違い、小さな子を連れたファミリーが多い。武平峠まで降りた勢いでそのまま登りにかかる。しかし勢いはつけたものの、いつものように足は出てこない。気温が高いからか、4月からの疲労がたまっているのか、年齢によるものなのかわからないが、花を楽しみながらちんたらと歩くことにする。

 アカヤシオは鎌ケ岳もよく咲いていた。山頂で昼食と思い登ったが、山頂は大混雑である。御在所の見える岩の上に少しばかりのスペースを見つけ、ちょこっと座ってお昼にする。にぎりめしひとつとチキンラーメンが今日のメニューだ。最近はこればかり。以前は色々と食材を準備、昼食にもこだわっていたが最近は、大変質素になってきた。山行前には必ずコンビニに寄り、食材を調達していたが、今はこれで満足している。
 山頂では、兵庫からみえた子供づれのご家族と隣り合わせた。帰路のルートを、「山と渓谷」の「ヤマップ大峰・鈴鹿」を見ながら検討している様子だ。シャクナゲの群落はどこだとか、いろいろと調べている様子だったので、黙っていてもよかったが、こちらの方から声をかけることにした。以前にも何度かこのような場面に出くわしたが、ことごとく黙っていることにしていた。今日はこれで二度の「ヤマップ大峰・鈴鹿」とであることができ、やはり著者としてはうれしいことなんです。
 帰路は予定通り、三ツ口谷コースで下山した。暑さのせいか、渓流に沿うコースがありがたかった。先ほどのご家族にもよろこんでもらえそうだ。


鎌ケ岳北面

 

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